HEXANON 52mm F1.8

KONICA HEXANON 1:1.8 f=52mm
マウント:AR
焦点距離:52mm
開放F値:1.8
絞り羽根:6枚
レンズ構成:5群6枚?
最短撮影距離:0.45m
フィルター径:55mm
質量:214.92g (実測値)


仕事に追われまくっていて,ふと気がついたらお盆休みも終わっていました。そんなときにネットで第11回新宿クラシックカメラ博なるものが新宿の高島屋である,というのを知りました。で,完全逃避モードに入って,仕事を放り出して行ってしまいました。本当は忙しくないのかもしれません。もちろん,狙いはジャンク箱です。このときにHEXANONとROKKORのジャンクをまとめて5本も買って帰ってしまいました。

こんなことでストレスを発散していて良いのでしょうか。

ARマウントですが,レンズ銘板にはARの文字がまだ入っていないころの比較的初期の個体だと思われます。コニカが最初に出した一眼レフのためのコニカFマウント用にも同じスペックのレンズがあったので,マウントだけ変更して市場にでてきたものなのでしょう。このレンズに関する能書きはこちら

ARマウントをSony Eマウントに変換するアダプターを買っても良かったのですが,マウントアダプターにヘリコイドがついていると何かと便利なので,AR --> Leica Mのマウントアダプターを使ってLeica Mに変換し,ヘリコイド付きのLeica Mレンズ用マウントアダプターでSony Eマウントに変換して 使うことにしました。

某学会が高松であったのですが,うっかりしていて宿を取るのに出遅れてしまい,高松市内ではまったく宿を見つけることができず,さらに坂出でも見つけられず,結局,琴平温泉に泊まることにしました。そんなわけで,せっかくなのでちょっと早起きをしてこのレンズをSony a7sにつけて金比羅さんに行ってきました。

以下,いずれもHEXANON 52mm F1.8 + Sony a7sでいずれもjpeg撮って出しです。

F?.?, 1/160, ISO 100
Sep. 4, 2019
金比羅さんの山門を山側から里側を見ています。まだ朝の7時半くらいのはずですが,もう,日が昇ってきてずいぶんと暑くなってきていました。境内で飴を売るお店の人が打ち水をしています。がっつり露出を切り詰めてみたらいい感じになりました。このショットは結構,気に入っています。暗部のディテールはかなり粘っていて影になった部分が真っ黒に潰れているわけではありません。古いレンズだからといってバカにできません。

F11くらい?, 1/500, ISO 100
Sep. 4, 2019
まずは絞って遠景です。普通に写ってます。霞んでいるのでコントラストが落ちていますが,手前の葉っぱはとてもかちっと写っています。いい感じです。

F2くらい?, 1/100, ISO 100
Sep. 4, 2019
柄杓の質感がそれっぽくて,水がみずみずしく見えます。ちょっと粘性が高く感じられるような気もします。背景の点光源のボケはシャボン玉にはならないようです。


F?.?, 1/60, ISO 400
Sep. 4, 2019
石段に落ちていた枯葉にスポットライトがあたっていました。石段の石のザラザラ感と落ち葉の乾いた感じがとてもリアルです。石段の手前のぼけがとても滑らかです。どのくらい絞ったのかイマイチ記憶にありません。

F2.8くらい?, 1/200, ISO 100
Sep. 4, 2019
日の光に透ける葉っぱを見ていたら蜘蛛がいることに気がつきました。マウントアダプターのヘリコイドを使って寄っています。レンズの最短撮影距離より短い距離で撮っているはずですが,ちゃんと写っているように見えます。蜘蛛の糸も解像しています(縮小画像ではわからないかもしれませんが...)。ボケは絞りの形が見えて六角形です。ピントがシビアだったのでちょっと絞っているはずです。

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