FE 20mm F1.8 G (その2)

季節外れのお正月です。お正月はお正月しかないので季節外れという表現が破綻していますが,要するに,今年のお正月の写真を今頃並べている,という話です。正確には昨年の大晦日です。カミさんが頑張って作ってくれたおせち料理です。こういうブツ撮りに20mmかよ,っていう素朴な疑問もありますが,たまたま防湿庫の手前に20mmが置いてあったので久しぶりに使ってみようという気になりました。

広角は24mmが好みの画角で,20mmは嫌いじゃないですが,下手くそなのでうまく画にできず自分の撮った画をみて不幸な気分になるので20mmを使う時はちょっと気合が必要です。横着をしてたぶんライティングは何もセットしないで窓から入ってくる自然光だけで撮っていると思います。

α7iii + FE 20mm F1.8Gでいつものように撮って出しです。

ILCE-7M3 / FE 20mm F1.8 G
20.0mm, F2.2, 1/1600, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
Dec. 31, 2023, 11:45:16+09:00
やっぱり,正月といえばエビだろう,ってことでエビの目玉にピントがきている画を最初に並べてみました。瞳AFでエビの目玉をカメラが認識してピントがガチピンであう,なんてことはもちろんありません。何枚か撮っていちばんピントがきているカットを選びました。エビよりも飾りの葉っぱ(何の葉っぱだったっけ?)のほうにピントがきているようにも見えて,質感の表現も葉っぱの方が妙にリアルです。数の子のぶつぶつも妙にリアルです。美味しそうか,といわれればたぶん美味しそうに写っている,と自分では思ってます。ハイ,自分がOKならそれでOKなのです。

ILCE-7M3 / FE 20mm F1.8 G
20.0mm, F2.2, 1/1600, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
Dec. 31, 2023, 11:43:54+09:00
二枚目は重箱の俯瞰です。なんかあんまり美味しくなさそうに見えてしまいます。せっかく重箱の内側が朱色で華があるのに,あまり華を感じさせずに地味に写ってます。しかし,1段ほど絞っているのでとてもシャープで,被写界深度も深いのでどのお料理もきちんと解像しています。露出を少しオーバーにとったのでハイライトが少し飛んでしまっています。

ILCE-7M3 / FE 20mm F1.8 G
20.0mm, F2.2, 1/2500, ISO 100, WB (Auto)
Dec. 31, 2023, 11:45:07+09:00
最後は筑前煮です。色が地味なのでこちらも華はありません。でも,ピントの位置はけっこううまくいっていて前後のボケが滑らかにつながっていてよい感じです。まぁ,どう頑張っても筑前煮は筑前煮なので変わりようはありません。

もうすぐ,来年のお正月になろうかというときに,今年のお正月のおせち料理というのは季節感皆無ですが,箸休めに意表をつく(?)画,ということで。

コメント