Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA (SEL55F18Z)
マウント:Sony E
焦点距離:55mm
開放F値:1.8
絞り羽根:9枚
レンズ構成:5群7枚
最短撮影距離:0.5m
最大撮影倍率:0.14
フィルター径:49mm
質量:281g (カタログ値)

動物瞳AFが使って見たくてSonyのa7iiiを入手しました。a7sは古いMFレンズの母艦として使っていますが,動物瞳AFはAFのレンズがなくてはなりません(当たり前)。なので,28-70mmレンズがついたレンズキットの中古をヤフオクで調達しました。

動いている犬でもちゃんと瞳を追いかけるのはさすが,なのですが,28-70mmは悪くはないけどよいわけでもなくて,結局,ZeissのSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAをこれまた中古で買ってしまいました。欲に際限がありません。

Sonnar 55mmはa7が出た時のレンズなので,それなりに昔のレンズということになりますが,手元にある標準レンズのなかでは最新鋭です。

レンズ構成をみるとどこがSonnarなのかよくわからん感じはします。Sonnarは3枚貼り合わせレンズがあってこそじゃないか,という考えは古いのでしょう。たんにSonnarという名前を使っただけなんじゃないか,という気もしますが,どういう意図があるのか,知る由もありません。

開放から解像度が高くて,ボケも綺麗,というもっぱらの評判ですが,実際その通りでさすがに現代的なレンズなんだ,と思いました。

以下はすべてSony a7iii + Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZAで,jpeg撮って出しです。

F4, 1/60, ISO 640
Aug. 14, 2019
ちょっとホワイトバランスがおかしくて,カラーバランスをなんとかしろ,と言われそうです。さすがに,怒っていても猫の目にちゃんとピントがきています。

F4, 1/160, ISO 640
Aug. 14, 2019

F5, 1/80, ISO 100
Sep. 21, 2019
うちのハルちゃんはまだ子犬でいつもごそごそ動いているのでMFでは何かとたいへんで,寝ているところくらいしかピントがきません。でも,動物瞳AFはちゃんと狙ったところにピントがきています。少し絞っているということもありますが,毛の細かいところまでちゃんと解像しています。

F4, 1/160, ISO 1000
Aug. 14, 2019
最短撮影距離が50cmなのでもう一歩寄りたい,というときにはちょっと物足りないこともありますが,まぁ,そんなもんだと思っていればいいようなものですのであまり気にしないことにします。

F3.2, 1/160, ISO 1600
Sep. 21, 2019
9枚羽根なので少し絞って点光源を入れても絞りの形はあまり見えずに丸いボケになります。幹の手前側の前ボケが突然ボケ始める感じであまり滑らかでないようにも見えます。画面左上に向かって前ボケが大きくなっているのは,カメラがきちんと水平を向いていなかったためかもしれません。こんなちょっとした配慮不足が画面にまともに出てしまうのはレンズの反応がよいからなのかもしれません。大雑把にファインダーをのぞいて適当にシャッターを押すようなことではレンズの性能をフルに活かせないのかもしれません(って,当たり前ですね)。





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