MC ROKKOR-PG 58mm F1.2 (その13; 夜)

夕暮れと夜の違いはよくわからないところもありますが,心情的に夜の写真を。せっかく明るいレンズなので光量の少ないところで撮ってみたくなるのが人情です。しかし,月のような強い光源を画面にいれると,撮像素子で反射した光(たぶん)がはっきり,くっきり写ってしまいます。絞った時に写ってしまうゴミとはまた違っていわば光のゴミが写っているかのようです。

オールドレンズで夜の写真はとても難しいと感じました。

F2くらい?, 1/60, ISO 160 (-0.7EV), WB (Auto)
Feb. 09, 2020
収差の影響で点光源が歪んでいます。ピントが甘いというのもありますが,なんとなく全体が柔らかい感じです。

F2くらい?, 1/60, ISO 400 (-0.7EV), WB (Auto)
Feb. 09, 2020
夜の公園です。もっと露出を切り詰めて夜っぽくしたほうがよかったかもしれません。全体に取り留めがない感じで写してしまいました。

F2.8くらい?, 1/60, ISO 250 (-0.7EV), WB (Auto)
Feb. 09, 2020
どこにピントをあわせたのかよくwかりません。街灯の縁にパープルフリンジが見えます。空中に緑色の光の点がいくつか飛んでいますが,たぶん,撮像素子に反射した光が内面反射しているものが写っているのだと思います。フィルムとは反射率が異なるのでオールドレンズをデジカメで使うとこういうことがよくあるようです。


F2.8くらい?, 1/60, ISO 640 (-0.7EV), WB (Auto)
Feb. 09, 2020
無意味なくらい看板がくっきり写って立体感があります。後ろの木や電柱の実在感もあります。これも内面反射が写っています。月と街灯の区別がつかなくなってます。

F2.8くらい?, 1/60, ISO 1600 (-0.7EV), WB (Auto)
Feb. 09, 2020
月の形の内面反射が屋根の真ん中に写ってしまいました。もう少し角度を変えれば目立たなかったかもしれません。内面反射で写った月の方が月の模様がよく見えてちゃんとした丸です。本物の月の方はずいぶん歪んでいます。

コメント