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結構長く続いたHEXANON AR 50mm F1.7の連載もひとまずこれで最終回です。なかなか外へ写真を撮りにいくこともできず身近な花の写真ばかりであまり面白みのあるカットは撮れていません。
このレンズは廉価版でこれといった特徴があるわけでもないのですが,ちゃんと正しく写るという基本をきちんと抑えたレンズだと思いました。廉価版だけに開放はちょっと
厳しいこともありますが,一段絞ってF2.8ならとてもシャープですし,ちゃんと写ります。よほど暗いところで撮るということがなければ一段絞るだけで何の不都合もありません。普通に撮るならこれで十分ですし,イマドキの安物のズームなキットレンズと比較してそんなに遜色があるとも思えませんし,一段絞ってもキットレンズよりは十分に明るいのでボケも楽しめます。もちろん,ズームと単焦点を比較してはいけないのかもしれませんが,半世紀も前の廉価版レンズでも十分に実用になる,というのはたいしたものです。
最終回も近所の花の写真です。
「ブラシの木」の花です。花の形が試験管洗いのような形をしているのでこのような名前なのだそうです。
この花もいつも撮っていてさすがに飽きてきた感もありますが,だからといってよいカットが残っているかというとそういうわけでもありません。開放だったと思いますが,中央部はそれなりにシャープです。
オシベの細い足(?)まできちんと解像しています。水滴が所々写っていますが,ちょっと粘性が高く感じられます。水と云うよりセメンダインみたいな感じというか。解像感と引き換えに少し質感の表現に苦手なところがあるのかもしれません。
どこにピントがきているのかわからんカットですが,中央の花弁がなくてガクだけの部分が一番シャープに見えます。その結果(?),ガクの産毛のような細かい毛まできちんと解像しています。意図したわけじゃないんだけど...。
中央のピントのきている花弁の縁に虫がとまっていますが,きちんと解像しています。隅のほうはともかくとして中央部は十分な性能です。シャープだけれども少し甘いところがあって優しい感じで写ります。
このレンズは廉価版でこれといった特徴があるわけでもないのですが,ちゃんと正しく写るという基本をきちんと抑えたレンズだと思いました。廉価版だけに開放はちょっと
厳しいこともありますが,一段絞ってF2.8ならとてもシャープですし,ちゃんと写ります。よほど暗いところで撮るということがなければ一段絞るだけで何の不都合もありません。普通に撮るならこれで十分ですし,イマドキの安物のズームなキットレンズと比較してそんなに遜色があるとも思えませんし,一段絞ってもキットレンズよりは十分に明るいのでボケも楽しめます。もちろん,ズームと単焦点を比較してはいけないのかもしれませんが,半世紀も前の廉価版レンズでも十分に実用になる,というのはたいしたものです。
最終回も近所の花の写真です。
F2.8, 1/640, ISO 50 (+0.7EV), WB (Auto)
May 24, 2020
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F1.7, 1/400, ISO 100, WB (Auto)
May 12, 2020
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F2.8, 1/1000, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Jun. 07, 2020
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F1.7, 1/1000, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
May 12, 2020
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F2.8, 1/160, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
May 27, 2020
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