KERN-MACRO-SWITAR 50mm F1.8 AR (その2)

Macro Switarは近接で撮ってこそ,と言われることもあるようですが,正しいマクロレンズがそうであるように遠景もよい絵が撮れます。ただ,当然ながらヘリコイドの回転量が多いので速写性はありません。ゆっくり,じっくり撮ることような場合に向いています。まぁ,レンズの性質からして当たり前なのですが。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F1.8, 1/4000, ISO 320 (-0.332EV)
Oct. 02, 2020
コスモスの花粉に夢中なコガネムシですが,さすがにこの距離で手持ちでピント合わせは難しいものがあります。M246でGPSが使いたいという動機があってマルチファンクショングリップをつけているのですが,こういうときにグリップの恩恵を感じます。余計なものをつけないほうがLeicaっぽくてよいようにも思いますが,写真が撮れなきゃ意味がないので,実用的なグリップは有効です。それでもちょっとピントは甘いですが,滑らかなボケと花弁の縁のハロが優しく見えます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F11.0, 1/180, ISO 320 (-0.664EV)
Oct. 02, 2020
絞るとカチッとした当たり前の写りになります。UVフィルタをつけてますが,こういう場面ではちゃんとイエローフィルタかグリーンフィルタでもつけねばならないのかもしれません。とはいえ,素通しでもM246の画像処理エンジンはそれらしくコントラストをつけて画にしてくれます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F1.8, 1/1500, ISO 320 (-0.332EV)
Oct. 02, 2020
空にススキが溶け込んでしまってます。この辺りはもう少しモノクロ写真の撮り方を勉強せねばなりません。下手くそはどうしようもないにしても,手前のピントのきているススキの立体感がいいです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F1.8, 1/4000, ISO 320 (-1.33EV)
Oct. 02, 2020
これもピントが甘いですが,もう,これだけでいいんじゃないか,という雰囲気です。コスモスが白っぽいおかげでモノクロにうまくマッチしてます。

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