KERN-MACRO-SWITAR 50mm F1.8 AR (その3)

 GoToトラベルでのmacro switarによるカットはひとまずこれが最終回です。

再びペンションに戻ってきました。飾り棚の置物とダイニングルームです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F1.8, 1/30, ISO 1000 (-0.664EV)
Oct. 01, 2020
バーニーズのレリーフがついたカップです。表面のツヤが実物以上にリアルな感じがします。ある意味演出が過ぎる,と言えるのかもしれませんが,これはこれでよいように思います。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F1.8, 1/60, ISO 800 (-0.664EV)
Oct. 01, 2020
この置物は犬なのかパンダなのか判然としませんが,妙に視線が気になるヤツです。周囲を全部ボケで整理して視線だけ写しとる,というのはこのレンズならでは,という気がします。それにしてもまわりに何が写っているのかまったくわかりません...。少しは絞ったほうがよかったかも。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F1.8, 1/30, ISO 1000 (-0.332EV)
Oct. 01, 2020
柱の向こうに照明があるので手前側が真っ暗で露出が難しいところです。オートブラケットで適当に撮ったら,そのなかになんとなくいい感じのものが残っていました。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / KERN-MACRO-SWITAR 1:1,8/50 AR
F1.8, 1/1000, ISO 320 (-0.664EV)
Oct. 02, 2020
朝の光をうけるイス,です。イスの背もたれの木の質感がやたらリアルです。レースのカーテンは飛んでますが,厚いカーテンの透け方はとてもリアルです。というかリアルさを感じさせる演出,なのかもしれません。

macro switarで少し撮ってみて,さすがにシネレンズを本業としてきたメーカーだと思いました。ある種のリアル感を演出できてしまう,というのはただ綺麗に高解像度で写る,というのとは異なる別の方向を向いているように思います。このレンズがAlpaレンズとしては豊富にタマ数があるにもかかわらず高価なのは,こういう写りに惹かれる人が多いからなのかもしれません。まさに恐るべし,Kern AARAUです。

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