Topcor-S 5cm F2 (その4)

 Topcor-S 5cm F2 + Leica M246でのとりあえずの最終回です。 

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Topcor-S 1:2 f=5cm
F2.0, 1/30, ISO 1250 (-0.3EV)
Aug. 09, 2020
畳の目が見えるほど解像度が高いか,と言われると全然見えません。ヌルッと溶けている感じです。じゃ,ダメか,と言われるとそうは思いません。画面全体でみるとその場の空気感をちゃんと表しているように思います。個人的にはこういう写りはとても好きです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Topcor-S 1:2 f=5cm
F4.0, 1/90, ISO 320 (-0.3EV)
Aug. 09, 2020
左手前の草の花にピントをあわせています。石段のハイライトにピントを持ってこい,という話もありそうです。よく見ると,ピントのきている花からひかれているクモの糸がきちんと解像しています。このクモの糸がピント面からはずれてアウトフォーカスへ消えていく様子は実に滑らかです。オリジナルの画像をみないとわからないかもしれませんが...。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Topcor-S 1:2 f=5cm
F2.0, 1/250, ISO 320 (-0.7EV)
Aug. 09, 2020
おじいさんと犬です。お参りをして帰るところです。ピントは手前の灯篭です。青銅の質感がリアルです。ボケが滑らかなので,こういう画が成立するのかもしれません。

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