FE 35mm F1.8 (その3)

寄れる35mmということで導入したsonyの無印FE35mm F18です。どこかのレビューで隅の画はイマイチ,というようなことが書かれていたような気もしますが,普段使っている古いMFレンズと比較すると,恐ろしいほどの解像度になんだか疲れてしまいます。

高い解像度によってピント面が浮き上がるような立体感はいかにも現代のレンズという感じです。しかもAFも速いしα7iiiとの組み合わせでは動物瞳AFもできて ペット写真にはとても重宝します。動き回る犬をMFで追いかけるなんて絶対に無理ですから,高性能なAFはとても便利です。

八ヶ岳には,古いMFレンズとともにFE35mm F1.8もいっしょに持っていきました。で,気が向いたらシャッターを切るという適当なカットを並べておきます。どのカットも私には十分すぎる解像度です。

ILCE-7M3 / FE 35mm F1.8
F2.8, 1/40, ISO 100, WB (Auto)
Oct. 02, 2020
いきなり帰り道に寄り道した勝沼のぶどう園です。もうちょっと露出を考えればよかったのにと思いますが,完全オートモードでおまかせで撮るとこんなのになりました。背景に変な二線ボケがでることもないし,ぶどうに被せている緑色の袋(?)の質感もとてもリアルです。オートだとなぜかカメラは絞って撮ろうとするのはなぜなんだろう...。

ILCE-7M3 / FE 35mm F1.8
F5.0, 1/1250, ISO 100, WB (Auto)
Oct. 02, 2020
とうもろこしです。もっとうまい構図はないのか,と我ながらゲンナリする間抜けなカットです。しかし,とうもろこしの葉の表面のリアリティは古いレンズではとうてい及ばない,現代の技術の違いを感じます。こういう画を見ていると自分でも何かすごい写真が撮れるんじゃないか,という勘違いをしてしまいます。

ILCE-7M3 / FE 35mm F1.8
F5.0, 1/320, ISO 100, WB (Auto)
Oct. 01, 2020

美し森の展望台からの遠景です。ちょっと霞んでいますが,そんなことはお構いなしに解像してしまう押しの強さというのでしょうか,なんかレンズの根性みたいなものを感じます。それがよいのかどうかはわかりませんが,もちろん,これはこれで説得力があります。霞んでいるとそれなりにポワーンと写ってしまう古いレンズももちろん好きなのですが。

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