FUJINON L 5cm F2.8 (その2)

Fujinon 5cm F2.8を持ってお正月のお参りに薬師堂に行ってきました。コロナもあってお正月の華やかさはまったくありませんでした。

以下のカットはいずれもY2 (イエロー)フィルター装着しています。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / FUJINON L 1:2.8 f=5cm
F2.8, 1/30, ISO 8000 (-0.664EV)
Jan. 03, 2021
そんなに暗かったのか,ISO感度が最大の8000になっています。等倍で見るとざらざらしたノイズがのっていますが,これはこれでモノクロ写真ぽくてよいように思います。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / FUJINON L 1:2.8 f=5cm
F2.8, 1/125, ISO 2000 (-0.664EV)
Jan. 03, 2021
薬師堂に来るといつも同じアングルで撮っている気がします。手前の金属の灯籠の質感は実際より少し柔らかいように感じます。かなりアンダー露出なのでさすがに暗部は潰れています。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / FUJINON L 1:2.8 f=5cm
F2.8, 1/60, ISO 2000 (-0.664EV)
Jan. 03, 2021

ピントが来ているところはシャープで蔦の葉の質感もリアルです。前ボケは柔らかく背景ボケはやや硬く感じます。でも,うるさいほどではありませんし,F2.8なのでピント面の前後がゆるやかにボケていて自然な雰囲気になっています。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / FUJINON L 1:2.8 f=5cm
F2.8, 1/60, ISO 1600 (-0.664EV)
Jan. 03, 2021

これも被写界深度確認テストみたいなカットです。こちらはピント面はピントの芯はありますが少し柔らかい雰囲気があります。被写界深度はそれほど浅くはなく,ほどよい深さで絵作りがしやすそうです。

ものすごくシャープ,というわけではなくて,ピントの芯はあるけど少し柔らかい,という絶妙のバランスのレンズであるように思います。

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