HEXANON AR 28mm F3.5 (その2)

お散歩でのカットの続きです。昔は28mmといえば超広角とまではいかなくても広角の代表ともいえる画角だったように思います。最近では標準ズームも24mm始まりとなって28mmという画角はなんとなく埋没した感じがありますが,このレンズはスナップには28mmがほどよい画角であることを再認識させてくれます。

ILCE-7S / HEXANON AR 28mm F3.5
F5.6, 1/60, ISO 200 (+0.7EV), WB (Auto)
Feb. 04, 2021
1段絞るとシャープになります。特に中央の解像感が高いのでこういう日の丸構図だと被写体を強調できます。葉の硬くてつるつるした表面と花弁のやわらかくてざらざらした質感が描き分けられています。シャープだけどカリカリではないほどほどの柔らかさと広角らしい背景のほどよいボケがよいバランスです。

ILCE-7S / HEXANON AR 28mm F3.5
F3.5, 1/160, ISO 100 (-0.3EV), WB (Auto)
Feb. 04, 2021
広角らしい奥行きというかパースペクティブがよい雰囲気です。ピントがいまいちどこにあるのかわからんのは,腕のほうの問題です。

ILCE-7S / HEXANON AR 28mm F3.5
F11.0, 1/160, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Feb. 04, 2021
中央部は高い解像感です。F11まで絞っていますが,それでも隅の方は少し像が流れて甘くなっています。このような構図だと歪曲はほとんど気になりません。レンガ風タイルのざらざらした質感はリアルです。影の部分は完全にはつぶれてしまわないでなんとか頑張って持ちこたえています。この個体特有の問題ですが,大幅にオーバーインフで無限遠があっていないのでピント合わせは絞っても難しいです。

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