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Asahi Opt. smc PENTAX-A 1:1.2 50mm
マウント:PKA
焦点距離:50mm
開放F値:1.2
絞り羽根:9枚
レンズ構成:6群7枚
最短撮影距離:0.45m
フィルター径:52mm
質量:345g (公称)
焦点距離:50mm
開放F値:1.2
絞り羽根:9枚
レンズ構成:6群7枚
最短撮影距離:0.45m
フィルター径:52mm
質量:345g (公称)
旭光学は1984年にプログラムAEを含む自動露出に対応したPENTAX Super Aとともに自動絞りに対応したsmc PENTAX-Aレンズが登場させます。Aレンズはマウントの物理形状はそれまでのKマウントから変更はされていませんが,絞り情報を伝達するための電気接点が追加され,KAマウントとなります。
このとき,50mm F1.2もリニューアルされます。レンズ構成は前モデルを踏襲して6群7枚の拡張ウルトロン型ですが,レンズの曲率などは再設計されているようです。また,絞り羽は9枚になっています。フィルム一眼レフカメラがAF化されてMFのAレンズが少しずつ整理されていく中で50mm F1.2だけは旭光学の一眼レフ用のもっとも明るいレンズとして生き延びます。2000年にはPENTAX LXの特別バージョンが発売されますがその際に標準レンズとしてシルバーの50mm F1.2 Specialがセットされます。シルバーの50mm F1.2はLimitedシリーズを彷彿とさせる意匠で高級感のあるものでした。
標準モデルの50mm F1.2はその後も生き続けます。デジタル一眼レフの時代に入ってもカタログに残っていましたが,2011年頃にカタログから消えたようです。27年にわたるロングセラーだったことになります。MFレンズなのでもちろんAFは使えませんが電気接点も絞り環もあるので,歴代のあらゆるKマウントカメラで使うことができるオールマイティなレンズです。
このレンズに関する駄文はこちら。
以下は久しぶりに(たぶん20年ぶりくらいで)持ち出したPENTAX LXにつけてKodak ColorPlus 200で撮ったものです。デジタイズには現像の際に富士フィルムのフジカラーCDへの書き込みサービスを利用しました。フジカラーCDは画素数が200万画素しかなくてかなり少ないのがイマイチで,ときどき,色補正がおかしいこともあるのですが,お手軽で便利です。
PENTAX LX / smc PENTAX-A 1:1.2 50mm 50.0mm, F1.2, 1/6000, ISO 200, Kodak ColorPlus 200 Oct. 23, 2021 |
PENTAX LX / smc PENTAX-A 1:1.2 50mm 50.0mm, F2.4, 1/2000, ISO 200, Kodak ColorPlus 200 Oct. 23, 2021 |
PENTAX LX / smc PENTAX-A 1:1.2 50mm 50.0mm, F5.6, 1/250, ISO 200, Kodak ColorPlus 200 Oct. 23, 2021 |
PENTAX LX / smc PENTAX-A 1:1.2 50mm 50.0mm, F2.8, 1/125, ISO 200, Kodak ColorPlus 200 Oct. 23, 2021 |
PENTAX LX / smc PENTAX-A 1:1.2 50mm 50.0mm, F1.2, 1/125, ISO 200, Kodak ColorPlus 200 Oct. 23, 2021 |
F1.2の大口径ですが50mmレンズで一般的な45cmまで寄ることができます。特別寄れるわけではないですが,このレンズが登場した時期を考えると大口径で最短撮影距離もそれなりに頑張っていると思います。開放で近接だと被写界深度が剃刀のように薄く,三脚なしでピントを合わせるのは至難の技です。背景のボケは少しうるさく感じますが,画面全体がやわらかいのでこれはこれでいいのかな,という気がします。シャープな画が必要なら新しいレンズを使えばよいだけなのですから。
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