HEXANON 57mm F1.4 (その29;紫陽花)

梅雨に入ると気分は紫陽花です。紫陽花は縁起が悪いと言われることもありますが,梅雨の鬱陶しい時期に咲いている様子はそれなりに風情があって嫌いではありません。で,うまく画になるか,と言われるとそれはまた別でだいたい,いつも似たような,てるてる坊主みたいな画ばかりになってしまいます。単に腕が悪いだけなのだと思いますが,なんとかならんもんかな,と毎年思います。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F4.0, 1/60, ISO 50 (+0.7EV), WB (Auto)
Jun. 27, 2021, 09:30:34
薬師池公園には紫陽花ばかりを集めた一画があって,様々な種類の紫陽花が植えられています。白い紫陽花は赤や紫の花のなかでは目を引きます。3段も絞っている割にはどこを狙ったのかよくわかりません。丸いものはどこにピントを持っていけばよいのかよくわからなくて苦手です。もっとも,手ブレをしているのかもしれません。そうならば,写真を撮るのがいまだに相当下手くそってこと以外この画からは何も得るものがないことになります。背景はほどよいボケ方ですが,前ボケはちょっとわさわさしています。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F4.0, 1/250, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Jun. 27, 2021, 09:17:31
最初のカットと同じ場所で異なる株です。こちらは花弁(というかガク)のザラザラした質感まで妙にリアルに写っています。同じ絞りでこんなに雰囲気が違って写るというのはどういうことなのかよくわかりません。天気も悪くてメリハリのない光の状態ですが,むしろ,そのような光のほうが雰囲気がでているようにも思います。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F8.0, 1/100, ISO 1000, WB (Auto)
Jun. 19, 2021, 17:42:48
F8まで絞っていますので,かっちり写っています。花弁(というかガク)のザラザラ感や色のムラまでリアルです。弱い光のなかで滑らかな階調です。コントラストよりも階調を見せるレンズということかもしれません。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F1.4, 1/5000, ISO 1000 (+0.7EV), WB (Auto)
Jun. 19, 2021, 17:55:44
露出はむしろプラスに補正すべき状況なのですが,鬱陶しい天気だったのでその気分を反映してマイナス補正の画を選んでみました。開放で,甘い,滲むといういかにもな写りっぷりです。背景のボケも煩くて,白い亡霊が写っているかのようです。もうちょっとなんとかならんもんかな,と自分で自分の腕にイヤになってしまいます。

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