SUPER ROKKOR 5cm F1.8 (その12)

主に街を歩く人のカットが集まってます(一番最後のカットだけ違いますが...)。横断歩道をわたる人のシルエットのにたような画ばかりで,あまり工夫がありません。絞って二重像でピントを適当にあわせてさっと撮る,というのは確かにレンジファインダーカメラならではで軽快で楽しく撮影できます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/60, ISO 640 (-0.664EV)
Sep. 04, 2021, 14:16:14
丸の内の東京駅近くでわざわざ水溜りを選んで歩く少年です。とっさのことだったのであまりフレーミングなどを考える余裕もなく,ピントもかなり甘いのですが,なんとなくこの画は気に入っています。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F11.0, 1/60, ISO 1250 (-1EV)
Sep. 04, 2021, 13:30:05
絞っているのにいまひとつパリッとしないのは手ブレかもしれません。後方のピルのタイルの細かい目地も一応解像していますが,甘いです。こういう直線的なものでは歪曲もちょっと気になります。でも,これはこれで雰囲気があってよいと思うのです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/60, ISO 8000 (-1EV)
Sep. 04, 2021, 13:47:50
有楽町のガード下です。暗いのに絞っているのでISO感度が8000になってます。ノイズはあまり気になりません。さすがに蛍光灯のハイライトは飛んでますが,明暗のコントラストがほどよく,壁に反射した光などの階調も豊かでモノクロ写真によい雰囲気です。このような雰囲気はレンズの力のように思います。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/90, ISO 320 (-1EV)
Sep. 04, 2021, 13:54:08
これも横断歩道です。奥に東京駅が見えています。どこにピントをあわせたのかよくわかりません。絞っている割には全体的に甘い画です。意外にも曇り空の階調がよく残っていて奥行きが感じられます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/125, ISO 320 (-1EV)
Sep. 04, 2021, 13:56:05
街路灯です。暗部はほぼつぶれていてイチョウの葉っぱがシルエットになっています。でもシルエットはシャープです。背景のピルは少しボケています。もうちょっと被写界深度が深くてパンフォーカスになるつもりでしたが,ちょっと想定とは異なりました。これはこれでよいように思います。等倍にするとかえって分からなくなるのですが,空の雲のごくわずかの濃淡がきちんと再現されています。このあたりはモノクロならでは,という気がしています。

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