EF-M 22mm F2 STM

Canon Lens EF-M 22mm F2 STM

マウント:EF-M
焦点距離:22mm (35mm判換算35mm)
開放F値:2
絞り羽根:7枚
レンズ構成:6群7枚
最短撮影距離:0.15m
最大撮影倍率:0.21倍
フィルター径:43mm
質量:105g (カタログ値)

2012年にCanonの最初のミラーレス一眼として登場したEOS Mになぜか飛びついて,気が付いたらEOS Mをもってアルメニアくんだりで仕事をしていました。SonyがAPS-CセンサーのNEXシリーズを出した時にはまったく無関心でした。それにもかかわらず,完成度の低いEOS Mに飛びついたのはそれまでのEFレンズの資産が使えるEF-EOS Mアダプタがついてくるダブルレンズキットが設定されていたというのがその理由です。もちろん,何の疑いもなくダブルレンズキットを調達しました。

EOS Mが登場したときは唯ひとつの単焦点レンズとしてラインナップされていました。まるでオマケのように軽くて小さいパンケーキレンズだったためか軽くみられがちなレンズだったように思います。しかし,開放F値が明るく,写りは十分にシャープで安いのによく写るレンズという評価が定着したように思います。その後にリリースされた多くのレンズとは異なり,マウントは金属製でそれなりに気合が入ったモデルだったものと推察されます。

8月の下旬は業務が不規則に入るため日程調整がたいへんなのですが,そのタイミングでカミさんが実家へ帰るということがあって,当然ながら自宅で一人で食事をするということになりました。カミさんはグラタンだけ用意しておいてくれたのでこれは自分でオーブンで焼くだけです。他のおかずは,いつも行く魚屋さんで寿司と岩牡蠣を調達してきました。

この魚屋さんは都内でもおいしい魚を売る店の一つとして知られていて,実際抜群においしく,はっきりいってスーパーで買った魚は食べられなくなりました。

それはそうと,せっかく立派な岩牡蠣を調達したので写真に撮ろうと思ってEF-M 22mm F2を久しぶりに防湿庫からとりだしました。このレンズで真面目に写真を撮ろうとしたのは入手後,ほぼ10年を経過してこれが初めてのような気がします。パンケーキレンズなので描写についてはかなりナメてましたが,相当にまっとうな写りのレンズです。EF-Mマウントレンズとして(たぶん)最後になるであろうEF-M 32mm F1.4がでるまではEF-Mマウントレンズとしてはもっとも明るいレンズでした。そういう意味でも初期のEF-Mレンズとして気合がはいっていたのだと改めて思います。ナメててすいませんでした。

以下は,たぶんこれまた最後のEF-Mマウントカメラになるに違いないEOS M6 Mark II + EF-M 22mm F2 STMでjpeg撮って出しです。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M22mm f/2 STM
22.0mm, F2.0, 1/60, ISO 500, WB (0)
Aug. 20, 2022, 19:11:40.43+09:00
今日の晩ご飯です。なんだか無駄に豪華な気がするのは貧乏性だからでしょうか。右奥の鉢に入っているのはシシトウです。自宅の家庭菜園で死ぬほど採れるので酒のつまみとしていつも大活躍しています。レンズの最大撮影倍率は0.21陪で結構寄れるのでこういうテーブルフォトにはたいへん便利です。10年も死蔵していたのは実にもったいないことでした。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M22mm f/2 STM
22.0mm, F2.0, 1/80, ISO 800, WB (0)
Aug. 20, 2022, 19:11:52.48+09:00
シシトウとワイングラスです。たいしてうまい画でもないのに,なんか美味しそうに思えるのはどんな味か知っているからでしょうか。せっかくなのでスパークリングワインをあけました。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M22mm f/2 STM
22.0mm, F2.0, 1/80, ISO 400, WB (0)
Aug. 20, 2022, 19:12:38.96+09:00
海辺の人にとっては夏に岩牡蠣を食べるのは普通のことなのだと思いますが,海なし県で育った私は,鳥取に引っ越すまで夏に牡蠣を食べられるということを知りませんでした。海の富栄養化でぶくぶく太った岩牡蠣の味を鳥取で覚えて以来,すっかり病みつきになって夏になるとこれを食べないではいられません。足が速い(すぐに痛む=腐る)ので海辺じゃないところで新鮮な岩牡蠣を食べられる機会は限られています。こういう食材をコンスタントに仕入れているいつも行くお魚屋さんは地味にすごいのです。ほんとに美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

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