85mm F1.4 DG DN | Art

Sigma 85mm 1:1.4 DG DN

マウント:Sony E
焦点距離:85mm
開放F値:1.4
絞り羽根:11枚
レンズ構成:11群15枚
最短撮影距離:0.85m
最大撮影倍率:0.12倍
フィルター径:77mm
質量:625g (カタログ値)

SigmaのArtシリーズのレンズです。一眼レフ用のDG HSMからミラーレス一眼にあわせた設計になって,2020年8月に登場しました。HSM時代は手振れ補正が入っていましたが,このモデルは小型化の代償としてなのか,手振れ補正ははいっていません。肥大化するArtシリーズにあっては,意外にも小型軽量を目指したと思われます。イマドキのレンズらしくAFも速く,音も聞こえません。中古であれば10万円を大きく下回る金額で取引されていますが,Sony純正と比較すると明らかに高いコストパフォーマンスです。

以下,ILCE-7M3 + Sigma 85mm 1:1.4 DG DN | Artでjpeg撮って出し,です。

ILCE-7M3 / 85mm F1.4 DG DN | Art 020
85.0mm, F1.4, 1/100, ISO 160 (+0.7EV), WB (Auto)
Nov. 23, 2022, 09:37:29+09:00
ずいぶんと表情が豊かになってきました。自分の手や指が動くのがおもしろいようです。生まれた時はおっぱいを吸うことだけができる状態でまっさらの脳が外部の刺激によって少しずつ学習していく様子は非常に興味深いものがあります。自分の子供だと日々の対応に追われてそんなことを冷静に見る余裕はありませんが,さすがに,孫ならそれができます。時間はかかりますが,確実に学習していく脳の機能はいくらAIが流行しても所詮はデジタルコンピュータには遠く及ばない,ということを再認識してしまいます。瞳AFでピントもちゃんと来ています。十分な解像度とやわらかい描写が両立しているように思います。

ILCE-7M3 / 85mm F1.4 DG DN | Art 020
85.0mm, F1.4, 1/100, ISO 125 (+0.7EV), WB (Auto)
Nov. 23, 2022, 09:28:52+09:00
なぜか右目にピントが来てますが,ピント面はシャープです。肌のぶつぶつまで解像していてちょっとやりすぎ感もありますが,リアルかと言われればリアルです。

ILCE-7M3 / 85mm F1.4 DG DN | Art 020
85.0mm, F4.0, 1/100, ISO 6400, WB (Auto)
Nov. 23, 2022, 09:53:56+09:00
動物瞳AFはハルちゃんの目と周りの毛をうまく判定できずに微妙に前ピンになるので,3段絞りました。絞っても背景のボケは滑らかです。さすが中望遠レンズです。これだけ絞るなら開放F値がF2くらいでもいいんじゃないか,という気もしてきますが,そういうことを言うと身もふたもないので,言わないことにします。ピントさえくれば開放から普通に使えて絞ってもほとんど画質が変わらない,というとても現代的なレンズです。最近は,それが当たり前なのでしょうけれど。

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