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水戸の偕楽園には無駄に多くのカメラとレンズをぶら下げて行きました。カラーかつAFのイマドキのレンズにはSony α7iiiを,古いMFのレンズにはα7S,モノクロ時代のレンズでかつLeicaの距離計に連動するレンズにはLeica M Monochrome (Typ 246)をあてがって撮る,というのがパターン化しています。そのため車ででかけるときはこれら3台のカメラとそれぞれに取り付けるレンズを持って行きますから大荷物です。
偕楽園へは,フル装備で乗り入れましたが,駐車場から先の歩きで萎えそうだったので,レンズ交換はしないことにして,カメラ+レンズを3セット持って行きました。以下はそのなかでカラーかつAFな現代的なセットとしてα7iii + Sigma 85mm F1.4 DG DN | Artで撮ったカットです。85mm F1.4としては小型軽量な部類で写りもよい,というSigma入魂のレンズです。一眼レフ用の85mm F1.4は絶望的に大きくて重いレンズで到底使う気にならなかったのですが,ミラーレス一眼に特化してリニューアルしたDG DNレンズはとても取り回しのよくなりました。
Sony α7iii + Sigma 85mm F1.4 DG DN | Artで,いつものようにjpeg撮って出し,です。
ILCE-7M3 / 85mm F1.4 DG DN | Art 020 85.0mm, F4.0, 1/800, ISO 100, WB (Auto) Mar. 20, 2023, 10:09:16+09:00 |
さすがにイマドキの中望遠レンズだけあって,解像感,ボケの両者をうまくバランスした写りです。前ボケも後ボケも滑らかです。解像感があるのでピント面が浮き出す様な立体感も感じられます。さすがに現代のレンズです。
ILCE-7M3 / 85mm F1.4 DG DN | Art 020 85.0mm, F2.0, 1/2500, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto) Mar. 20, 2023, 10:23:22+09:00 |
梅の花はほとんど散っていましたが所々残っているところを切り出すとなんとか画になるところもあります。そういう目的に中望遠レンズはぴったりで,狙って持っていったわけではないのですが,レンズと被写体がうまくマッチした感じです。1段絞っていますが,ピント面は非常にシャープで清々しいくらいです。いつもどこかぬるい感じの古いレンズでピンボケ写真ばかり量産しているので,こういう画をみるとまるで他人事のようにびっくりしてしまいます。自分で撮った画に何を言ってるんだ,って話です。
ILCE-7M3 / 85mm F1.4 DG DN | Art 020 85.0mm, F4.0, 1/100, ISO 250 (-0.7EV), WB (Auto) Mar. 20, 2023, 10:28:42+09:00 |
季節が遅いというかもう春なので,椿の花はすっかりくたびれてしまっています。竹を組んだ垣と椿の組み合わせがうまくマッチしていると感じたので,花がくたびれていることは気にせず撮ってみました。あまり花に近づかずにひいて撮れば花のアラも目立たないだろうという目論見でした。しかし,楽勝で解像していて普通に写っちゃってました。レンズの威力に意図が負けた感じです。椿の葉は確かにツルツルなのですが,どこか過剰でプラスチックの表面のような感触です。その場のものを写しとるという意味では正しいのだと思いますが,記憶のなかのリアリティというか光景とは少し違う印象になってしまいました。
ILCE-7M3 / 85mm F1.4 DG DN | Art 020 85.0mm, F4.0, 1/800, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto) Mar. 20, 2023, 10:26:42+09:00 |
桜なんだか,桃なんだかよくわからないのですが,たぶん八重咲きの梅です。何が撮りたかったのかよくわからない散漫な画でピント位置も曖昧です。まぁ,こういう失敗写真はいくらでもあるわけですが,なんとなくこのカットを残してしまいました。小枝の表面のザラザラした感触がとてもリアルで,微細な枝表面の凹凸までちゃんと解像しています。恐るべき解像力です。
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