FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS (その4)

ハイジの村が続きます。24-105mm F4 Gはすずちゃんの写真には活躍しましたが,花の写真を撮るにあたっては早々に70-300mm F4.5-5.6 Gに換えてしまいました。もちろん105mmでも十分なのですが,せっかく重いレンズを持っていったので使おう,と思ったというだけの話です。なぜか今回はいつもより多めの5カットを並べてみました。特に深い意味があるわけではありません。

ILCE-7M3 / FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
300.0mm, F5.6, 1/640, ISO 100, WB (Auto)
Apr. 13, 2024, 11:48:40+09:00
300mmで開放です。さすがにm被写界深度が浅くて体を少し動かしただけでピンボケします。中程の桜の花のシベにピントをあわせたつもりでしたがよくみると微妙にずれていました。だからといって三脚を持ち出すのも面倒で横着をしてしまいます。フィルムの時代ならこのくらいのピンボケなんて気がつきもしなかったはずですが,今は無駄に細かく見えてしまうので無駄に気にしてしまいます。

ILCE-7M3 / FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
196.0mm, F5.6, 1/640, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Apr. 13, 2024, 11:42:39+09:00
さすがに24-105mm F4 Gとは被写界深度がまったく違います。そりゃそうです。そのぶん特定の被写体を浮き立たせることができます。ピント面の質感や鋭さは十分ですが,このときの構図は完璧な日の丸構図でちょっとなぁ,と思ってしまいます。前後のボケは24-105mmに比較するまでもなく,よくボケています。

ILCE-7M3 / FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
300.0mm, F5.6, 1/1000, ISO 100, WB (Auto)
Apr. 13, 2024, 11:51:41+09:00
背景の山と手前の桜とそれぞれにピントを合わせたバージョンを撮ってみましたが,手前の桜にピントをあわせた画を選びました。背景ボケはさすがに300mmで開放だし,背景が十分に遠いので綺麗にぼけています。手前の桜にも一応はピントが来ていてシャープに見えます。でもちょっとゴツゴツした,というかゴワゴワしたような質感で写っています。シャープネスをかけすぎたときのような感じでしょうか。jpeg撮って出しで特に加工はしていないので,これがこのカメラの絵作りなのでしょう。ただそのおかげで立体感はとても感じられます。良し悪しではなく好みの問題かと思われます。

ILCE-7M3 / FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
72.0mm, F5.6, 1/200, ISO 100, WB (Auto)
Apr. 13, 2024, 12:03:11+09:00
歩いている人の位置がもう少し左側だったら,と思うのですが,タイミング的に間に合いませんでした。桜の花がどこか造花のように感じられるのは私だけでしょうか。ピント位置では花弁の質感もそれなりにでていると思うのですが,なぜかどこかが嘘っぽく感じてしまいます。ただリアルでそういうふうに感じられる花をそのように正しく写しただけなのかもしれません。

ILCE-7M3 / FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
144.0mm, F5.6, 1/500, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Apr. 13, 2024, 11:55:04+09:00
せせらぎの中に咲く黄色い花にピントをあわせています。でも,何をみているのかまったくわからない曖昧な画になってます。簡単に言えば下手くそなわけですが,撮ってる時は大真面目です。被写界深度は浅く,ピント面の質感は石も葉っぱも花弁もリアルです。せせらぎの水滴だと思われる小さな点光源がリングボケになっていて,一瞬,反射望遠レンズで撮ったのか,と思ったくらいです。等倍にしてみなければそもそもそんなボケにも気がつかないわけでフィルムだったら何も気がつかなかったと思います。

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