HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR

Ricoh Imaging HD PENTAX-DA 1:3.5-5.6 16-85mm ED DC WR

マウント:KAF3
焦点距離:16-85mm (35mm判換算24.5-130mm)
開放F値:3.5-5.6
絞り羽根:7枚
レンズ構成:12群16枚
最短撮影距離:0.35m
最大撮影倍率:0.26倍
フィルター径:72mm
質量:488g (カタログ値)

PentaxのAPS-Cセンサのカメラは初期の*istDSを長らく使っていてその後,K-7を使っていました。K-7はファインダーがかなり残念な感じでピントの山が掴めず泣きそうでした。そのためDAレンズにはあまりそそられず,フルサイズレンズではカバーするのがたいへんな広角域のDA 14mm F2.8,DA 12-24mm F4だけを調達してそれっきりでした。

しかし,今年のお正月の地震で調査などで現場にK-1 II + Tamron 24-135mmを持っていったのですが,カメラを持ったまま(私が)テトラポットの隙間に落ちてレンズをぶつけて動作が怪しくなると云うありがちな事故をやらかしてK-1 II一本勝負は仕事にはリスクが高い,ということに今更のように気がつきました。加えて,手元にたくさんある(!)ミラーレス一眼カメラは電池が持たない,位置情報の記録が面倒,などいろいろと現場の仕事には問題がありました。予備の電池は当然持っているのですが,それでも1日中調査をしていると液晶を表示している時間が長くなってしまうこともあってミラーレス一眼カメラでは電池が足りません。

そのためK-1 IIのサブとして電池も共有できてGPS内蔵のK-3 IIを調達してそれにあわせてTamron 24-135mmに近い画角のDA 16-85mmも調達した,というのがDAレンズを今更のように調達するに至ったロングストーリーです。当然ですが実戦投入をする前に練習というかテストを兼ねて試写をしてみました。結論から言えば私の目的には十分すぎる性能のレンズでした。

Pentax K-3 II + DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WRでいつものようにjpeg撮って出しです。DA 16-85mmは今回と次回の2回にわたって掲載します。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR
53.0mm, F5.6, 1/60, ISO 200 (-0.7EV), WB (Off)
Jun. 16, 2024, 09:59:49
みてわかる通り紫陽花です。もうそんだけ。いつも寝ぼけたようなオールドレンズを使っているので現代的な写りに免疫がない,というのもありますが普通にちゃんと写っています。色も自然ですし,花弁や葉の上の水滴もリアルです。現代のレンズだなぁ,と浦島太郎のような感想を持ちました。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR
85.0mm, F5.6, 1/500, ISO 100 (+0.7EV), WB (Off)
Jun. 16, 2024, 10:10:35
ただのたんぽぽです。望遠端で開放ですが,中央付近のピントがきているたんぽぽの花は非常にシャープです。K-7あたりだとピントを外すことが多いしファインダーで見ていてもどこにピントが来ているのかよくわからないところがありましたが,K-3 IIはさすがに世代を重ねているせいか,十分なピント精度のようです。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR
85.0mm, F8.0, 1/250, ISO 100, WB (Off)
Jun. 16, 2024, 09:48:25
鴨さんです。最近は渡りをサボって留鳥と化す鴨が多い気がしますが,彼らもそんな留鳥なのでしょう。こんな水たまりレベルの小さな池をねぐらにしているようでは食べ物もそれほどあるわけではないし猫から逃れるのは大変そうな気がしますがそれでよいのでしょうか。ピントが来ないことを予想してF8に絞ってますがさすがにちゃんとピントがきてます。現代のレンズとしては柔らかい写りのように思います。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6 ED DC WR
26.0mm, F4.0, 1/25, ISO 500 (+1.0EV), WB (Off)
Jun. 16, 2024, 10:36:54
ダラダラしているハルちゃんです。瞳AFのようなイマドキの機能を古い一眼レフには望むべくもありません。ピントはファインダーを凝視して気合いと根性で合わせるのが基本です。AFなんて適当なところに合わせにいっているだけですからガチでピンが来ているかどうかはファインダーで見るしかないのです。結局のところ,ピンは来ているのか来ていないのかわかりませんが,だいたいそれらしいところにピントが来ているカットを選びました。





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