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smc PENTAX-FA 50mm F1.4で新宿散歩の2回目かつ最終回です。現代風味のカリカリの解像度を求める写りとは趣が違う少しふわっとした,悪く言えば甘い描写はけっこう気に入っています。絞ればそれなりにシャープになるので絞りで表現をコントロールする,というかつては当たり前だったことが当たり前にできるのも写真を撮る楽しみに貢献していると思います。
AIで一番適切なところに勝手にピントがいって,絞りなんて気にせず開放でも隅々までシャープに写る,という現代の最新ミラーレスの対極をいくようなカメラとレンズです。いや,それでもK-1 IIは今でもPentaxの最新のフルサイズ一眼レフですから最新ではあるのですが,発売時からはかなり時間がたっているのでごく最近のミラーレスカメラとは比べるべくもありません。もはや古き良き時代のカメラのカテゴリーに入りつつあります。
それでも,このカメラとレンズよる撮影はそれはそれで十分すぎるほどに楽しいのです。
PENTAX K-1 Mark II / smc PENTAX-FA 50mm F1.4 50.0mm, F4.0, 1/250, ISO 100, WB (Off) May 25, 2024, 15:47:37 |
PENTAX K-1 Mark II / smc PENTAX-FA 50mm F1.4 50.0mm, F5.6, 1/500, ISO 200, WB (Off) May 25, 2024, 15:50:01 |
PENTAX K-1 Mark II / smc PENTAX-FA 50mm F1.4 50.0mm, F5.6, 1/1250, ISO 200 (-0.7EV), WB (Off) May 25, 2024, 15:50:12 |
今度は上のカットで底面だけが写っていた跨道橋です。小田急のビルも再開発で建て替えられるようなので撮り納めかな,と思って撮ってみました。天気がよいのになんだか重苦しい雰囲気なのは露出をすこし切り詰めたからでしょうか。
PENTAX K-1 Mark II / smc PENTAX-FA 50mm F1.4 50.0mm, F4.0, 1/320, ISO 200 (-0.7EV), WB (Off) May 25, 2024, 15:44:08 |
50mmらしく圧縮効果や歪みなどが感じられない素直な写りです。特にFA 50mm F1.4だから,ということではなくて一般に50mmならこんな感じかな,というある意味特徴のない写りです。でもこういう自然さは飽きがこなくてよいと思います。甘い甘い,と言ってますが,背景の建物もちゃんと解像しているし,高架道路に見えている交差点名の標識も普通に文字が読めますから解像性能にもなんの問題もありません。全体に柔らかい感じがするのはむしろ個人的には好みです。
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