HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR (その2)

PentaxのAPS-C用のLimitedレンズ20-40mm F2.8-4の続きです。カメラはK-3 Mark IIです。

K-7はなぜかイマイチ撮る気が盛り上がらなくてあまり持ち出さなかったのですが,K-3 iiは逆にこれといった理由があるわけでもないのに持ち出したくなるカメラです。K-3 iiを調達したせいでDAレンズが知らないうちに生えていた,という謎の現象が発生していますが,それも納得できるようなできないような感じです。

このレンズをつけっぱなしにしていたタイミングで気が向いた時に持ち出して撮って歩いてみました。いつものようにjpeg撮って出しです。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR
20.0mm, F3.5, 1/1000, ISO 200 (+0.3EV), WB (Off)
May 25, 2025, 11:39:45
交差点の花壇にガザニアが植えられていて満開でした。雨上がりの冴えない天気ですが,なんとなく雰囲気よく写っています。limitedシリーズらしい自然でなめらかなボケとピント面のほどよいシャープさです。このレンズはこういう画にはとてもマッチしていると思います。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR
27.0mm, F3.5, 1/400, ISO 200 (-0.3EV), WB (Off)
May 25, 2025, 11:19:42
ミラーレスのEVFで拡大表示してピント合わせするという軟弱なことに慣れてしまうと高額ファインダーでピントの山を見るのが下手くそになっていくような気がします。ツツジの雄シベの先端にピントを合わせたつもりですが微妙にはずしています。気にしたら負け,ということで気にしないことにします。雨上がりの水滴の質感がとてもよく,手前の前ボケもうるさくありません。奥行きを感じさせる自然なボケです。玉ボケは輪郭が少しはっきりしたシャボン玉ボケになっています。たぶん開放だと思いますが,それほど大口径というわけでもないので隅の方でも口径食は感じられません。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR
40.0mm, F4.0, 1/250, ISO 100 (-0.3EV), WB (Off)
May 25, 2025, 11:22:03
水道の蛇口のまわりを取り囲むドクダミ軍団です。手前の花にピントをあわせたつもりですが,やはり微妙にはずしています。望遠端で開放です。被写界深度が深いようでいて意外に浅いのでピント面が薄くてちょっとでもピントをはずすとなんだか散漫になってしまいます。K-3 iiのAFはそれなりってのもあるのかもしれませんが,撮り手の技量の問題の方が大きそうです。ドクダミの葉っぱの質感がリアルです。

PENTAX K-3 II / HD PENTAX-DA 20-40mm F2.8-4 ED Limited DC WR
33.0mm, F3.5, 1/500, ISO 200 (-0.3EV), WB (Off)
May 25, 2025, 11:17:55
葉っぱの上に残った雨粒です。透明感のある水滴がとてもリアルです。葉と水滴の質感の違いもよくわかって自然です。ボケが滑らかで奥行きが感じられます。limitedシリーズらしい自然な描写だと思います。

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