Nikon NIKKOR Z 24-70mm f/4 S


NIKON Z f / NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
70.0mm, F5.6, 1/250, ISO 400 (-1/3EV), WB (0 0)
Sep. 14, 2025, 07:52:30.74+09:00

Nikon NIKKOR Z 24-70mm 1:4 S

マウント:Z
焦点距離:24-70mm
開放F値:4
絞り羽根:7枚
レンズ構成:11群14枚
最短撮影距離:0.3m
最大撮影倍率:0.3倍
フィルター径:72mm
質量:500g (カタログ値)


Nikonが本格的にミラーレス一眼カメラに参入した2018年9月に最初のカメラZ7のキットレンズとして登場しました。Nikonのミラーレス用として登場した最初のレンズのなかの1本です。Nikonは新しいレンズのラインナップを展開するにあたって高い光学性能やAF性能をもつ高性能レンズのシリーズをS-lineと名付けました。24-70mm F4はキットレンズなので大三元じゃなくて小三元の標準ズームという渋いところに位置付けられています。

Z 24-70mm F4もS-lineに属するレンズですが,そのような高性能レンズがキットレンズとしてカメラにセットされるということに発売当時は少し驚きました。キットレンズなんだから大したことないだろう,S-lineなどというシリーズもたいしたことはなくて後からもっと高級なシリーズがでてきて陳腐化させようという作戦だろう,と侮っていました。しかし,Z7が登場してからもう7年になりますが,S-lineよりも高級なシリーズが登場するわけでもなく,S-lineはNikonとして本気のレンズだったんだということがようやくわかってきました。そして,何よりも,キットレンズとは思えない写りのよいレンズだ,という評判をいろいろなところで聞くようになりました。

そんなわけで,24-70mm F4は「安くてそこそこ写る」というキットレンズのイメージを覆す,まっとうな写りの高性能レンズであるという評価がかたまっていきました。実際そのとおりだと思います。しかし,その後,NikonはNikkor Z 24-120mm F4 Sという超便利で写りもとてもよいレンズを登場させます。望遠端が120mmまであれば対応可能な幅はとても広くなり,24-120mm F4がZマウントの標準ズームの一気に人気をさらいます。

24-70mm F4から24-120mm F4への買い替えがたくさん発生したこと,24-70mm F4はキットレンズということでカメラと抱き合わせならば新品での投資額が定価に比較してかなり低く抑えられていた,というようなこともあって,中古市場では定価の半額くらいでたくさん流通しています。

言い換えれば,新品で買うのはアホらしいけれども中古なら安くて高性能でとてもコスパが良いレンズ,ということになります。というわけで,とりあえず軽くてコンパクトな標準ズームが1本あればいいだろう,と考えて中古の24-70mm F4をヤフオクで調達したのが手元の個体です。

Nikon Zf+Nikkor Z 24-70mm F4 SでHIFで撮って出ししたものをNikon NX Studioでjpegに変換したものを並べます。

最初のカットは走ってくるハルちゃんをAFで追ったものです。信じられないくらいピントがくるのは流石に現代のカメラとレンズです。

NIKON Z f / NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
70.0mm, F4.0, 1/1600, ISO 400, WB (0 0)
Aug. 16, 2025, 15:24:58.21+09:00
曙橋の商店街です。特にアンダーに設定したわけでもないのになんか重苦しい感じになっています。実際はとてもよい天気で暑い,いかにも夏って感じだったはずです。あまりの暑さに重苦しい,と言えばそのとおりなので,ちゃんと雰囲気を掴んだ画になっていると言えなくもないかもしれません。

NIKON Z f / NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
25.5mm, F8.0, 1/30, ISO 400, WB (0 0)
Sep. 09, 2025, 15:51:46.36+09:00
写真の並びに脈略がないですが,根尾谷断層の見学に行った時のカットです。断層の写真は,当然ですが,仕事用には必要ですが趣味的には面白くもなんともないのでこのときに撮った画のなかで残ったのはこのカットだけです。栗のイガイガがとてもシャープに写っていてチクチクしそうな雰囲気です。葉っぱのテカった質感もとてもリアルです。かなり寄っているので絞っていますが背景だけでなく奥の葉っぱからボケています。けっこう被写界深度が浅いようです。

NIKON Z f / NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
45.0mm, F4.0, 1/250, ISO 400 (+2/3EV), WB (0 0)
Sep. 14, 2025, 11:44:08.58+09:00
次は,勝沼の久保田園という葡萄農園です。勝沼にはぶどう狩りができる農園や直売所がたくさんありますが,そのなかでも久保田園はいつも混み合っている人気の農園です。ベンチの置かれたエリアならあ犬といっしょに入ってもよいし,ついでに葡萄を見ながら軽くお弁当を食べるくらいなら特に問題はないおおらかさが素敵なところです。プラスチックのベンチの背の陽がさしているところにピントをあわせています。開放でもとてもシャープでベンチの細かい汚れまで詳細に見えてしまいます。シャープだからだと思いますが,とても立体感があります。上のほうの葡萄棚は滑らかにぼけていて自然です。これぞ現代のレンズです。発売から7年経ってるとはいえ,私の手元のレンズのなかではほぼ最新設計です(たぶん,手元のレンズでいちばん新しい設計のレンズはTamron 20-40mm F2.8です。だからどうってことはないのですが)。

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