HEXANON AR 50mm F1.7 (その2)

この写真web logを最初に投稿したのが昨年の9月23日だったので,ちょうど1年が経過しました。数えてみたところ,今日のエントリーを含めて1年間で121件投稿していました。平均してほぼ3日に1件投稿したことになります。我ながら暇人です。

以前は撮りっぱなしだったのですが,3日に1回でも投稿するために撮った写真を見直して選ぶという作業を1年間続けたことで自分の写真への見方も少し変わったように思います。上達したかと言われればそうではないのですが,自分で撮ったカットを他人の目で見ることで目の付けどころが少し明確になったように思います。またそれをファインダーを覗くときに意識するようになりました。

写真教室にでも通えばそういうコツを効率よく教えてもらえるのかもしれませんが,道楽なので別に急ぐ必要もないわけで,気楽に向き合っていけばよいと思っています。

以下,近距離でのカットをまとめて。コロナで外を出歩くのも憚れる頃だったこともあって,このレンズで撮ったカットは近所で撮った花の写真ばかりで写し方や状況にバリエーションがなくなってしまいました。

それでもある程度はこのレンズの素性はわかるような気がします。普通に素直な写りでシャープだけどやわらかく花の写真に向いているように思います。

F1.7, 1/2000, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
May 12, 2020
ヘリコイドを使って最短撮影距離よりも短い距離で撮っていると思います。かなりふわっとしていますが,ピントの芯はしっかりあります。ちょっと夢の中のようですが,こういう画は嫌いではありません。

F2.8, 1/5000, ISO 100, WB (Auto)
May 25, 2020
これも最短撮影距離よりも近づいています。色はちょっと地味ですが自然とも言えます。中央部にピントがあると立体感のある画になります。

F2.8, 1/250, ISO 100, WB (Auto)
May 31, 2020
アヤメかカキツバタかと言われますが,どっちかわかってません。背景はややガサガサしていますが花弁の立体感は解像度のなせる技なのだと思います。開放だとゆるい感じがしますが,ちょっと絞るとかなりカチッとします。このカットを含めて以下は全部1段絞っています。なんとなく,F2.8くらいが自然な立体感と解像感が両立するように思います。

F2.8, 1/1000, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Jun. 07, 2020
あじさいの花弁のザラザラした表面の質感がリアルです。発色は地味ですが,このくらいが自然なように思えます。

F2.8, 1/3200, ISO 100, WB (Auto)
Jun. 07, 2020
背景が曇り空なのでノペッとした画になっていますが,花弁の立体感とグラデーションはリアルです。

F2.8, 1/400, ISO 100, WB (Auto)
Jun. 21, 2020
花弁の青から紫の微妙な変化が自然に写っているように見えます。


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