Topcor-S 5cm F2 (その5)

 八ヶ岳の麓,清里高原です。なんとなくモノクロというぬるい感じのカットばかりになってしまいました。

少しコントラストをあげるためにY2フィルタを使っています。フィルタなしでカメラのコントラストの設定を強にするのとどちらが適当なのかよくわかりません。ただ,Leica M246はモノクロセンサーなので色情報がないので色のバランスを考えてモノクロ化する,ということができません。そのあたりは,原理が昔のモノクロフィルムと似ているのでカラーフィルターでコントロールするしかない,ということでしょう。


LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Topcor-S 1:2 f=5cm
F8.0, 1/60, ISO 4000 (-0.664EV)
Dec. 05, 2020
ペンションのサンルームです。外は寒々としていますが中はぬくぬくとしている,という絵になるはずでしたが,ただのテーブルクロスの写真になってしまいました。Topcorらしい,質感はリアルな描写です。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Topcor-S 1:2 f=5cm
F11.0, 1/360, ISO 320 (-0.664EV)
Dec. 05, 2020
清泉寮の白樺です。陽が陰ったり照ったりして光の状態が難しかったのですが,たまたま陽が雲から出た時にハイライトを狙ってみました。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Topcor-S 1:2 f=5cm
F2.8, 1/1500, ISO 320 (-1EV)
Dec. 05, 2020
上のカットと同様に清泉寮の白樺です。幹の凸凹感というか手触りが妙にリアルです。そんなに解像度が高いわけじゃないのですが,それっぽく見えます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Topcor-S 1:2 f=5cm
F16.0, 1/360, ISO 320 (-0.664EV)
Dec. 05, 2020
雲の隙間から山にさす陽の光で明るい雰囲気を狙ったつもりでしたが,なぜかおどろおどろしい雲の写真になってしまいました。たんに腕が悪いだけですが,モノクロはなかなか奥が深いです。

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