HEXANON AR 40mm F1.8 (その3;ハルちゃん)

Hexanon 40mm F1.8によるハルちゃんの写真を少し。 

このレンズは光に対する反応の振れ幅が大きい一方で露出補正をかなり大胆にしないとなんだかつまらない画ばかり量産してしまう気がします。いい時はいいけど,ダメな時は本当にダメという意味の振れ幅も大きいと思います。なんかこれは凄い,とふと思うような画が撮れるという極めて稀な成功体験が失敗の山を量産する原動力になってしまうという実に困ったレンズかもしれません。

ILCE-7S / HEXANON AR 40mm F1.8
F2.8, 1/1250, ISO 100, WB (Auto)
Dec. 27, 2020
毛はきちんと解像していますが,ハイライトはかなり飛び気味です。もっと,露出を抑えろ,って話なのかもしれません。このくらい寄っていると背景はかなりボケますが,少しざわざわするボケのようです。玉ボケか,ゴーストかよくわかりませんが,絞り羽根の形が見えているところがあります。

ILCE-7S / HEXANON AR 40mm F1.8
F2.8, 1/1250, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
Dec. 27, 2020
ちょっと,というかかなりピントが甘いです。ピントは目ではなくて右目の下に少し見えている赤いリードのあたりに来ています。リードの布の質感がリアルだったりして,なにを撮りたかったんだったっけ,と自問してしまいます。お腹の毛の柔らかい感じもリアルです。最初のカットより少し引いているぶん,背景のボケかたは控えめです。前ボケはけっこう滑らかです。

ILCE-7S / HEXANON AR 40mm F1.8
F2.8, 1/2500, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
Dec. 27, 2020
なんということもない画ですが,上の写真を撮った帰り道です。葉を透過する光がきれいだと思って撮ったカットです。もっと,プラスに補正した方が良かったようです。背景に写っている木のボケかたが柔らかくて立体感がいい感じです。

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