FUJINON LENS 4.0x f=6.4-25.6mm 1:1.8-4.9 (その3)

Fujifilm XQ2によるテーブルフォトを 集めてみました。最初の2枚は自分で撮ったのかカミさんが撮ったのか,それとも娘が撮ったのか判然としません。誰が撮ったにしても毎度の如くフレーミングが甘いです。なんで,テーブルの縁が見えてるんだとか,そういうツッコミはナシでお願いします。

FUJIFILM XQ2
F2.5, 1/150, ISO 200, WB (Auto)
Jan. 02, 2019
バラです。普通にバラです。カーテン越しの日差しがいい感じですが,なんだか色があっさりしています。もっと濃厚に色がでるんじゃないか,と思いますが自動露出なのに妙にハイキーな露出になってます。こういう画では露出オーバーで勝負する,とでもいうようなアルゴリズムになっているのでしょうか。もしそうだとすればアッパレなアルゴリズムです。単に,うっかりオーバーになっちゃっただけだとしても,それなりにもっともらしくて説得力のある露出です。富士フィルム恐るべし。

FUJIFILM XQ2
F1.8, 1/30, ISO 320, WB (Auto)
Dec. 31, 2018
おせち料理です。大晦日に完成したときのカットです。カミさんが頑張ったアカシです。私は何もしてません。役立たずです。美味しそうに写すのはやはり難しいです。

FUJIFILM XQ2
F1.8, 1/30, ISO 500, WB (Red +0, Blue +0)
Jul. 26, 2017
オットー・ワーグナーです。リヒャルト・ワーグナーではありません。ウィーンの建築家のほうのワーグナー。ワーグナー(建築家)のウィーンにおける有名な作品(?)の一つに郵便局があります。ウィーンの郵便本局です。リベット打ちのよくわからん壁の建物です。建築家の思い込みは私の中では自動的にスルーするようにできているので,この有名な郵便局の建物のどこがよいのかよくわからんのですが,郵便局の一角にオットー・ワーグナーの博物館というか小さなミュージアムがあります(博物館もミュージアムも同じですね...)。個人的にはミュージアムはまぁ,そこそこ見て,あっそっ,って感じです。ミュージアムと同じくらい力が入ったミュージアムショップではワーグナーがデザインした小物が売られています。前置きが長かったですが,このカットはオットー・ワーグナーがデザインしたワイングラスです。ワイングラスといっても気取った背の高い脚がついたグラスではなく,日本で言うところのぐい飲みがごときワイングラスです。ウィーン郊外の農家が秋の新酒ワインで収穫を祝うときに使うものだという解説が書かれていた気がします。手のひらで握るのにちょうどよい大きさで,握ったときの感触が手に馴染む形をしています。建築家のデザインした自己満足だけの建物に常に嫌悪感を感じている私でも,この「ぐい呑み」のデザインの良さにはグゥの音も出ません,絶妙のサイズ,絶妙の形,遠慮がちなのにゴージャスな装飾,ウィーンとワーグナーをかけたであろうWの文字のレタリングに至るまで,デザインとはかくあるべし,と思わせる説得力があります。ここに書いても誰も読まないですが,ウィーンでお土産を買うならば「郵便局のなかにあるワーグナーのミュージアムショップで売っているワイングラス」は超おすすめです。値段もたぶん一桁ユーロくらいでたいして高くないですし,世界中探しても他では売ってない(はず)なのでお土産に最高,と信じてます。これでワインを飲むとなんかいい感じなのです。写真と関係ないところで熱くなってしまいました。

FUJIFILM XQ2
F1.8, 1/70, ISO 100, WB (Auto)
Jul. 09, 2021
娘がXQ2を落として液晶を割ってしまったため画面に向かって左半分は何も見えません。そのためフレーミングがほぼ不可能なのですが,このカットは心眼で左半分を妄想してフレーミングしたカットのなかの1枚です。まぁ,大量に取ればなかにはまっとうに写っているものも含まれます。たぶん,このカットがこのカメラ(XQ2)で撮った最後のカットです。被写体はプラチナ万年筆の#3776シリーズのうちの緑色で色がすけているタイプ(ローレルグリーン)です。寄れるのでこういう画を撮るのにもたいへん便利なカメラです。

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