TELENAR 13.5cm F5.6 (その3)

Roeschlein KreuznachのTelenor 13.5cm F5.6の第3回です。少し遠景なども取り入れてみました。

遠景なら絞るだろ,ってところでも全部開放で撮ってました。今回は少し敗北感のあるカットも入れています。個人的には1枚目はかなり気に入っているのですが,2枚目以降はなんだかパッとしないのです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / TELENAR 1:5,6/13,5cm
135.0mm, F5.6, 1/1500, ISO 320 (-0.664EV), Y2 filter
Mar. 12, 2022, 10:32:00
中距離にピントをあわせて遠景はぼかす,という構図をねらいましたが,背景のボケかたはかなり中途半端です。しかし,手前の梅の木の幹はなんだか力強く立体感を持って迫ってきます。同じ構図をイマドキの高性能な135mmレンズを使って撮った画に対して同じような感覚を持つのかどうか興味深いところです。残念ながら現代的な高性能なレンズは持ち合わせがないので比較ができません。兎に角,よくわからないのですが,春の日差しを感じさせるカットになっちゃっています。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / TELENAR 1:5,6/13,5cm
135.0mm, F5.6, 1/180, ISO 320 (-0.332EV)
Feb. 23, 2022, 16:38:54
このカットを撮ったときはまだ34mm径のY2フィルタを入手していませんでしたので素のレンズで撮っています。現像時にコントラストの調整はしていますが,なんだかのっぺりしていて物足りない感じです。ちょっとした光の加減で大きく表情が変わるのかもしれません。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / TELENAR 1:5,6/13,5cm
135.0mm, F5.6, 1/360, ISO 320 (-0.332EV)
Feb. 23, 2022, 16:42:09
開放ですが,無限遠です。でもピントがどこにきているかイマイチわかりません。全体的に甘いです。絞れよ,って話なのですが絞ってません。隅はかなり減光しています。空の階調はあるようでいてあまりありません。実際はもっと陽気な雰囲気だったはずですが,ずいぶんと陰鬱な感じの画になってしまいました。もっとハイライトを飛ばせばよいのでしょうけれど,そうすると空が真っ白なだけの画になってしまいそうです。たんに現象が下手くそなだけ,です。すいません。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / TELENAR 1:5,6/13,5cm
135.0mm, F5.6, 1/360, ISO 320 (-0.664EV), Y2 filter
Mar. 12, 2022, 10:23:44
またもや梅です。ヘリコイドを使って最短撮影距離の3mよりも近づいて(たぶん2.4mくらいで)撮ったと思います。背景のボケはなんだかざわざわしています。明るい春の日差しを受けた陽気な梅の花,という画のはずだったのですが,なんだか魔女の棲む山に迷い込んでしまったようです。現像技術がかなり拙いことは間違いありませんから,努力次第でもう少しなんとかなるのかもしれません。しかし,これはこれでオモロイので良しとしてしまいます(自分に甘いのです)。

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