SUPER ROKKOR 5cm F1.8 (その3;相模原スナップ2)

相模原駅周辺をぶらぶらしたときのスナップの続きです。本当に何もなくてこれといった画もありません。それでも,絞ってレンジファインダーをのぞいて気の向くままにパシャパシャ撮るのはなんだか楽しいのです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/60, ISO 320 (-1.66EV)
Jun. 13, 2021, 16:09:54
銀行の大きなガラス窓に写る歩道橋の階段です。そこを登っていく人を狙ったのですが,あまり意図どおりの画にはなっていません。源蔵のときにもう少し工夫をすればどうにかなるのかもしれませんが,私にできるのは今のところはこんなところまでです。ガラスがガラスらしく写っています。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/500, ISO 320 (-1.66EV)
Jun. 13, 2021, 16:05:30
空の雲を残したくて露出を切り詰めたらなんだか陰鬱な街のような画になってしまいました。そもそもどこを狙ったのかもよくわかりません。手前の自転車には明らかにピントが来ていませんから撮ったときは別のものに関心が向いていたようです。奥の左側の背の低い白い(本当に白かどうかはわかりませんが)タイル張りの建物とその手前の光に気が向いていたのかもしれません。奥の建物のタイルはかなり小さいと思われますが,いずれもきちんと解像しています。右側の電柱を見ると樽型の歪曲がかなり大きいことがわかります。じっと見ていると平衡感覚がおかしくなって,ちょっと酔いそうになります。さすがにこういうものを画面の端っこに入れたらダメです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/90, ISO 320 (-1.33EV)
Jun. 13, 2021, 16:25:28
手前の階段を降りているときに,ちょうど通路の面の高さで振り返って撮ってみました。右手前の影の部分はほとんど潰れてしまっています。F8まで絞っていますが,手前から奥へかけてゆるやかにボケていく様子が自然です。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/45, ISO 320 (-1.33EV)
Jun. 13, 2021, 16:12:44
以前にもこの場所を撮った記憶があります。たしかTopcor-S 5cm F2 (L39)でした。どちらがよい,というようなものではないのですが,細かく見ると違いがあるように思います(そりゃ,当然か...)。得意とする表現がそれぞれのレンズによって異なるようで,興味深いところです。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/90, ISO 320 (-1.33EV)
Jun. 13, 2021, 16:22:48
これまた,何を見ていたのかよくわからない画です。でも,通路にかかる影のグラデーションがとても滑らかです。モノクロならではの表現かもしれません。こういう画を見ると50mmって自然でいいなぁ,と思います。圧縮効果があるわけでもなく,強いパースペクティブがあるわけでもなく,とても自然な感覚です。50mmという焦点距離は別にsuper rokkorでなくてもよいのですが,こういう画を見るとふと思い起こす感覚です。

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