SUPER ROKKOR 5cm F1.8 (その6;東京駅にて)

東京駅の丸の内側です。駅舎がずいぶんと前にリフォームされましたが,クラシカルな駅舎と周囲の近代的なビルとのコントラストが楽しい場所です。写真を撮るにも楽しい場所ですが,人も多いので最近はカメラをぶら下げて歩くのも少し憚られます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/60, ISO 1000 (-0.664EV)
Sep. 04, 2021, 14:28:25
駅舎の中央のドームの下の吹き抜けから駅前広場の方を見ています。かなり明暗差が大きく,厳しい光の状態ですが,ハイライトもシャドーもよく粘っています。出口の上,ドームの回廊部分の間接照明の階調がなめらかでやわらかな光が写っています。もう少しシャッタースピードを落としたほうが歩く人の動きがでたはずですが,私の技術では手ブレをしてしまうので1/60くらいでシャッターを切るのがせいぜいでした。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/125, ISO 320 (-0.664EV)
Sep. 04, 2021, 14:17:55
東京駅の駅舎のクラシカルな姿と周りの現代的な風景はうまく溶け合っているような,そうでもないような不思議な感覚です。バスがたくさん信号待ちで並んでいるのが意味もなくうれしかったのでシャッターを切りました。歪曲は少し目につきます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/60, ISO 1000 (-0.664EV)
Sep. 04, 2021, 14:26:41
たんなる軒の支えです。たぶん鋼製で重いものだと思います。しかしなんとなく画からは質量があまり感じられない気がします。軽薄というわけではないのですが重みを感じさせないというか,ちょっともの足りないところがあります。贅沢を言い過ぎかもしれません。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / SUPER ROKKOR 1:1.8 f=5cm
50.0mm, F8.0, 1/90, ISO 400 (-0.664EV)
Sep. 04, 2021, 14:34:00
東京駅の中央線2番ホームに停車中の電車の中から丸の内のほうを向いてシャッターを切りました。午後のなぜか人気(ひとけ)がないホームで次の電車を待つ人の背中,ホーム屋根のトラス組,奥のビルの窓に映るビルが静かに固まっていてなんだか時間がとまったような感覚になりました。このレンズはそんな不思議な空気感も写しとめているようです。

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