HEXANON AR 57mm F1.2 (その7)

ちょっと早めのお正月写真です。というか,今年のお正月の写真なので遅すぎ,というのが正しいと思います。いつも近所(といってもそれなりに頑張って歩いていくくらいの距離)の菅原神社に初詣に行きます。菅原神社なので当然,菅原道真公を祀っているわけで,お願いするだけですぐに賢くなれるありたたい神社です。

遠い昔の受験生時代にもっと菅原先生におすがりすればよかったと後悔しながらお正月写真を撮ってっました。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F1.2, 1/1600, ISO 100 (-0.3EV), WB (Auto)
Jan. 09, 2022, 09:45:35
絵馬です。大学入試なんてお願いすれば合格する時代なので菅原先生も出番がなくて困っておられるのかもしれません。大学なんて望めば誰でも入れるので入試なんてやっても無駄で,そのうちすっぱりなくなってしまうのかもしれません。無駄な入試なんてとっととやめてちゃんと勉強をしなければ卒業できないようにした方がよほど合理的です。文科省は留年生がいるとそれは教育が悪いのでけしからん,というよくわからないことを言うのでごちゃごちゃ言わずに卒業させればよいということになって,だれも勉強なんかしなくなってしまいました。ニッポンの研究力が落ちているからどうにかしなければならない,などというのはまさに笑止千万。菅原先生も心なしか悲しそうに見えます。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F1.2, 1/640, ISO 100 (-1EV), WB (Auto)
Jan. 09, 2022, 09:34:25
菅原神社の鳥居に掲げられている書です。志を高く持て,と。今年の目標にせよということなのでしょうか。鳥居に掲げられた書の全文は「信念高志」です(次のカットに見える通りです)。信念を持って,志を高く持て,と。もう師走も目前,当然のように目標なんてただの目標のまま終わってます。すでに志も何もかも失っているので全然心に響いてきません。そりゃそうでしょう。お金がなくなれば日銀にお札を印刷させればよい,という政治家ばかりの国で,だれが志を高く持てるのでしょうか。志を捨ててお札の印刷をしたほうがずっと楽です。印刷屋を目指すことが高い志につながるのかもしれません。なんだか絵面が寒々しいのはHexanon AR 57mm F1.2の描写傾向とは関係なく世相を反映しているのかもしれません。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F8.0, 1/60, ISO 100 (-0.3EV), WB (Auto)
Jan. 09, 2022, 09:30:05
といってもお正月はお正月。みんな律儀に初詣に行くのです。どこにピントがきているのかと思ったら一番手前の明かりでした。いろんな意味でピンボケなカットです。うーむ。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F1.2, 1/1250, ISO 100 (-0.3EV), WB (Auto)
Jan. 09, 2022, 10:22:13
菅原神社には小さな祠もあって別の神様も住んでおられます。失礼ながらどんな神様か知らないのですが,神様とは一般に知らないからと言って罰を与えるような狭量ではないので特にバチが当たったというようなことはありません。さすが本職の神様です。手前のピントがきている紙垂(しで)の階調が滑らかでリアルです。背後の玉ボケも大口径のわりには口径食もあまり目立ちません。たまたま,なのかもしれませんが。このカットでは,開放にもかかわらず甘さが目立たないこともあって,ピント面の鋭さよりも階調を見せたいときは開放を積極的に使ってみよう,という気にさせてくれます。そもそも,開放で解像感を求めるレンズではないのですが,それでもたまにぐっとくる画が撮れたりするのでなんだかよくわかりません。気まぐれなヤツなのです。ま,単に使いこなせていないだけ,なのですが。

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