HEXANON AR 57mm F1.2 (その11)

冬から春先にかけての薬師池公園です。開放ではピントを合わせるのが難しいのでちょっと絞っています。ちょっと絞って撮っているとやっぱり開放で撮りたくなってまた開放で撮って,ボケボケ写真を量産して萎える,ということを繰り返している気がします。仕事じゃないからこれでまったく問題ないのですが,なんだか我ながら心情的に不安定だな,と思います。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F2.0, 1/5000, ISO 100 (-0.3EV), WB (Auto)
Mar. 02, 2022, 10:58:55
薬師堂の屋根です。いつも同じような画なので少し見ているところを変えてみた,というだけです。空に引っ張られて屋根の下は潰れてしまっています。これはこれでいいかな,と思ってあえて露出はアンダーに補正しているのですが,やっぱり失敗写真にしか見えません。うーむ。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F2.0, 1/800, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
Feb. 06, 2022, 10:53:17
で,今度はオーバーです。オーバーにすると当然コントラストが低下してなんか白いばっかりの画になるのがあまり好きではないのでたいていはアンダーのカットを選ぶのですが,たまには陽の光を感じる画もいいかな,と思ってオーバーめのカットを選んでみました。ピントも甘いし輪郭にハロがまとわりついているのですが,それが優しい雰囲気を出しているとも言えます。こういう画が気に入らないなら,新しいイマドキのレンズを使えって話になってしまいます。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F2.0, 1/1600, ISO 100 (-0.3EV), WB (Auto)
Mar. 02, 2022, 10:53:31
薬師堂への参道です。どこを狙ったのか曖昧ですが,右側の椿(山茶花?)にピントをあわせたつもりです。でも,このカットを見た人は自然に赤いノボリに視線がいってしまうので完全なピンボケ写真だと認識してしまいそうです。手前かその奥のノボリにピントを合わせればよかったな,という反省写真です。ほどよく人物がぼけてよいタイミングだったのですが,残念な感じになりました。

ILCE-7S / HEXANON AR 57mm F1.2
57.0mm, F2.0, 1/640, ISO 100, WB (Auto)
Feb. 06, 2022, 11:00:20
左手前の銅(?)の灯篭にピントをあわせています。金属の表面の質感がリアルでとても立体感があります。メモではF2で撮ったことになっているなのですが,背景のボケ量がちょっと少ないような気もします。ピント面までの距離が少しあるのでこういう写りになるのが普通なのかもしれませんが,ちょっと自信がありません。いずれにしても背景の様子がなんとなくわかって,ピント面の立体感がとても出ていて結果的にはよいバランスになったと思います。このカットから考えるに,うまくはまったときの質感表現がとてもよいレンズであるようです。

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