Carl Zeiss Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA (その6)

久しぶりのSony Zeissの55mm F1.8です。最短撮影距離が長い,というなかなかに厳しい制約がありますが,この写りは好きです。Zeissっぽいのかどうかはよくわからないですし,Sonnarという銘ですが,かつてのSonnarのレンズ構成とは似ても似つかない構成ではるかに複雑です。

レンズはちゃんと写ればいいんだ,って言えばそのとおりなのでつべこべ言わずに楽しく使えればそれでよいって話ではあるのです。

ILCE-7M3 / FE 55mm F1.8 ZA
55.0mm, F2.2, 1/160, ISO 1600, WB (Auto)
Nov. 23, 2022, 09:48:15+09:00
動物瞳AFで目にピントが来ているはずですが実際は少し前ピンです。フォーカスフレームが目にあっていても前ピンであることがほとんどなのでそういう仕様なのだろうと思って諦めています。たまに目にピントが来ることもありますから,完全にダメってわけじゃないですが,このカメラの瞳AFはまだ出始めの黎明期のものですからこんなもんなのでしょう。ちょっと絞っていますが背景の滑らかなボケと被写体の立体感はとても気持ち良いものです。

ILCE-7M3 / FE 55mm F1.8 ZA
55.0mm, F4.0, 1/160, ISO 1600, WB (Auto)
Nov. 23, 2022, 09:24:57+09:00
うちに赤ちゃんがきました。もちろん私の子ではありません。念のため。これも微妙に目からピントがはずれています。肌や涎掛けのふわふわした繊維までとてもリアルに写っています。ひと昔前のレンズとはいえ十分に現代的です。

ILCE-7M3 / FE 55mm F1.8 ZA
55.0mm, F2.0, 1/160, ISO 2000, WB (Auto)
Nov. 23, 2022, 09:47:11+09:00
ピントも前ピンでフレーミングも中途半端ですが,なだらかにぼけていく様子は素晴らしいものがあります。毛もきちんと改造していますが硬くなく,ふわふわ感がちゃんとでています。これでもうちょっと寄れたらよいのに,といつも思います。

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