EF-M 11-22mm F4-5.6 IS STM (その6)

日本三大鍾乳洞というのがありますがそのひつが岩手県岩泉にある龍泉洞です。山口県の秋芳洞と並ぶ有名どころですが,三つ目がどこなのかいまいち頭に浮かびません。調べてみると高知県の龍河洞なのだそうですが私はよく知りませんでした。

龍泉洞は公共交通はないに等しいので(ないわけじゃないけど),自動車がないとなかなかいけません。たまたまこの近くで仕事をしたのでちょっと寄ってみました。そもそもこの地域の地質調査が目的だったので地下を見るのは半分以上仕事だったりもします。自分で掘ってみることはできなくても穴があいているならそこへ入って見るのは地質調査の基本です。

龍泉洞から車で小一時間も走ればもう三陸海岸ですが,海岸近くでは小雪がぱらつく程度の天気だったのに,内陸へはいると途端に雪景色です。雪道の運転は久しぶりなので慎重に運転して,なんとか龍泉洞にたどりつきました。

予想通りというかなんというか,昭和な観光地テイストが充満しています。外は零下の寒さですが,鍾乳洞のなかは15度前後で暖かく,一生懸命歩くと少し汗ばむくらいです。こういう狭い場所では超広角レンズが活躍しますが,暗いのでどうしてもISO感度が大きくなって画が荒れます。それに,LED照明で雰囲気を出してくれていたりするので,ホワイトバランスがよくわからず,しかも,カラーフリンジ出まくりで写真を撮るという観点からはなんだか散々な感じでした。同行した人はiPhoneで写真を撮ってましたが,iPhoneのほうがずっと自然に写っていたのはちょっとショックでした。そりゃぁ,だれもカメラなんて買わないよな,と納得をした次第です。

あとから撮ったカットをみたらズームの両端しか使っていませんでした。何も考えないで撮ってるというのがわかって萎えてしまいました。うーむ。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
11.0mm, F4.0, 0.6, ISO 6400 (+2/3EV), WB (0)
Dec. 16, 2022, 15:48:29.06+09:00
説明資料によると,遠い昔はこの場所は観光客は舟に乗って見物したようですが,地下川の上に立派な道が作られて歩いて通れるようになっていました。かなり大規模な鍾乳洞で,広く深く底知れない感じです。超広角レンズを使っても大きさのイメージはどうもうまく捉えられません。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
11.0mm, F4.0, 1/15, ISO 6400 (+2/3EV), WB (0)
Dec. 16, 2022, 15:38:40.56+09:00
もはや何を写したかったのかわからない画になっています。照明があたっている部分と影のコントラストが大きいので暗部は完全に潰れてしまっています。雰囲気としてはこんな感じなのでたぶんこのような画が正しいのだと思います。ピントが甘いのか開放なので解像度不足なのかよくわかりませんが,なんとなく甘い画です。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
22.0mm, F5.6, 1/80, ISO 125 (-1/3EV), WB (0)
Dec. 16, 2022, 15:02:52.33+09:00
鍾乳洞の中は暖かいですが外は寒く,凍てつくようです。樋の水もそのまま凍りついています。ちょっと露出をアンダーにしてますが,これは思い切ってオーバーにしたほうがよかったのかもしれません。ホワイトバランスもマニュアルで設定すべきだったように思います。雪の写真はあまり撮る機会がないので,雪を雪らしく撮るのはどうやら難しらしい,ということを今頃知りました。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M11-22mm f/4-5.6 IS STM
22.0mm, F5.6, 1/250, ISO 100 (-1/3EV), WB (0)
Dec. 16, 2022, 15:00:22.89+09:00
あまり露出をオーバーにふると空が全部飛んでしまいそうでいつものように少しアンダー気味で撮ったのですが,これもカラーバランスも露出もなんだかダメダメです。これはもうレンズのせいではなくて腕のほうの問題です。でも,最近のカメラの自動処理は進化しているので適当にやってくれそうなものなのですが,いまひとつな感じです。EOS M6 Mark IIって古いと言ってもそんなに大昔のカメラというわけではないのだし。腕が悪いのをカメラのせいにしてまるで反省がないってのが写真が上達しない最大の原因なのでしょう。

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