EF-M 32mm F1.4 STM

Canon Lens EF-M 32mm F1.4 STM

マウント:EF-M
焦点距離:32mm (35mm判換算51mm)
開放F値:1.4
絞り羽根:7枚
レンズ構成:8群14枚
最短撮影距離:0.23m
最大撮影倍率:0.25倍
フィルター径:43mm
質量:235g (カタログ値)

2018年9月に登場したおそらくEF-M最後になるであろうレンズです。プロ向けのLレンズに匹敵する光学性能という触れ込みです。このレンズが登場した時はすでにRFマウントのミラーレス一眼カメラ(EOS R)が発表されていました。RFマウントが登場してもはやEF-Mは終わった,と多くの人が思ったタイミングでリリースされました。おそらくCanonのなかではRFとは関係なく開発されていて,最終段階にあったためRF登場後であっても市場に投入されたのだと想像します。

しかし,このレンズの後,EF-Mレンズは5年以上経過しても新しいレンズが登場するという噂さえも聞こえてこないので,おそらく,CanonのなかでEF-Mシステムは,レンズ,カメラともに完全にその役目を終えている,と考えるのが妥当だと思われます。

私の記憶では,CanonはAPS-Cサイズのイメージサークルをもつレンズに対してはLレンズを一つもリリースしてこなかった,と思います。Lレンズに匹敵するという触れ込みで登場した32mm F1.4は,EF-Mシステムの有終の美を飾るレンズと言えるかもしれません。

実際,よく写りますし,EOS M6 Mark IIの高画素にも十分に対応できる解像度があります。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M32mm f/1.4 STM
32.0mm, F1.8, 1/80, ISO 160 (+1/3EV), WB (0)
Dec. 19, 2022, 16:47:02.01+09:00
いつものようにハルちゃんです。年賀状に使う適当な写真がなくて急遽,お散歩に行って撮ったものからこのカットを選んで年賀状にしました。カメラは瞳にピントが来ている,という表示をしますが,ずっと前ピンで鼻にピントがきています。AFはあまりアテになりません。だからといって,ファインダーもないのにMFで撮るのはもっとたいへんなので,結局,こんなものか,ということになってしまいます。Canonとしてはプロ用のカメラじゃないんだから細いかいことを言うな,ということなのかもしれません。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M32mm f/1.4 STM
32.0mm, F1.8, 1/60, ISO 200 (+1/3EV), WB (0)
Dec. 19, 2022, 16:49:07.59+09:00
薔薇をたくさん育てているお宅のバラが咲いていました。発色も自然でグラデーションもよくでています。背景のボケはうるさくなるギリギリのところで踏みとどまっている感じでしょうか。っていうか,普通にうるさい気もします。さすがに2線ボケにはなっていませんが。

Canon EOS M6 Mark II / EF-M32mm f/1.4 STM
32.0mm, F1.8, 1/100, ISO 100 (+1/3EV), WB (0)
Dec. 19, 2022, 16:45:18.90+09:00
横顔だと瞳にピントが合いやすいのかと思いましたが,そういうわけでもなく手前の毛にピントがきています。これも,細かいことを言うな,ってことなのかもしれません。毛のふわふわした感じはよく再現されていますし,解像感も高く,結果として立体感につながっていると思います。

コメント