Carl Zeiss Distagon 35mm F4 (Contarex) (その2)

再び35mm F4のDistagonです。なんか脈略なく並べてますが,構図はずっと同じものばかりです。外国からの観光客がいっぱいでコロナも一段落した,という印象でした。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Distagon 1:4 f=35mm
35.0mm, F8.0, 1/3000, ISO 320 (-0.332EV)
Apr. 10, 2023, 11:26:08
F8まで絞っているはずですが,周辺光量落ちはかなり目立ちます。なんか古い写真をみているようです。全体に柔らかい感じがするから余計にそのように感じるのかもしれません。レンズが違うので比較はできませんが,富士山の稜線の雰囲気はsony α7sで撮ったものと比べて自然に感じます。これはレンズというよりもカメラの絵作りの違いなのか,現像するときにシャープネスをかけてないだけなのか,よくわかりません。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Distagon 1:4 f=35mm
35.0mm, F16.0, 1/3000, ISO 320 (-0.332EV)
Apr. 10, 2023, 11:14:07
観光客はあまり遠くへは行かないようで,大石公園の駐車場から少し離れるともう,人がいなくなります。マウントアダプタに表示されている絞り値は開放F値が1.4のレンズのときだけしか正しくないので,それ以外のレンズは何段絞ったか,ということしかわかりません。開放F値が4.0のレンズだということを忘れて絞りすぎていました。富士山にピントを合わせたつもりですがなんとなく甘いのは回析の影響かもしれません。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Distagon 1:4 f=35mm
35.0mm, F8.0, 1/4000, ISO 320 (-0.332EV)
Apr. 10, 2023, 11:28:37
記念写真を撮っている人たちにピントをあわせています。無限遠まで被写界深度に入るとおもったのですが,富士山は少しぼけています。フィルムで撮って,L版にプリントするくらいならきっとパンフォーカスに見えると思いますが,無駄に等倍で見てしまうとボケがわかってしまいます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Distagon 1:4 f=35mm
35.0mm, F8.0, 1/3000, ISO 320 (-0.332EV)
Apr. 10, 2023, 11:39:03
今度は富士山にピントをあわせています。右手前の枝垂れ桜はかなりボケています。ものすごくシャープかと問われれば全然違うのですが,周辺減光とふわっとした感じで視線を惹きつけるようなところがあります。富士山の中腹は階調があるようなないような微妙な写り具合です。のっぺりしているようで,よーくみると,起伏に伴い陰影が写っています。このあたりは現像するときにもう少し工夫する余地があるのかもしれません。

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