HEXANON AR 135mm F2.5 (その5)

引き続きHexanon AR 135mm F2.5です。さすがに中望遠で明るいレンズなのでよくボケます。結果としてピンボケ写真ばかりになるという問題も生じるのですが...。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F8.0, 1/60, ISO 250 (+0.3EV), WB (Auto)
Apr. 01, 2023, 15:32:50
手元のメモではF8に絞っているのですが被写界深度が浅いというか,どこにピントが来ているのかよくわかりません。左下の光が当たっているところにピントを合わせろよ,と突っ込みたいところですが,どうも微妙にずれています。F8に絞ってこれだと,開放でピントなんてあわせられない,ってことなのですね。修行が足りません。これから修行してたら死ぬまでにまともな写真が撮れる気がしないので,修行は遠慮しておいたほうがよさそうです。ひょっとすると画面の隅のほうの解像度がぐっと低いだけなのかもしれません。自分のせいじゃなくてレンズのせいにしてしまうところが軟弱です。背景にある緑の門扉が二線ボケっぽくなっています。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F2.5, 1/1600, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Apr. 01, 2023, 11:05:17
開放です。勇気ある行動です。中央右と左の2つの花の雌しべのどちらにも微妙にピントがきていませんが,私の腕ではこのくらいが限界です。よくできたと褒めてやりたいくらいです。赤の発色がとても自然で,グラデーションも滑らかです。ピント面のシャープさも手伝ってすばらしい立体感です。被写体はイマイチ感がありますが,レンズの力で引きずりこむ感じです。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F2.5, 1/250, ISO 100, WB (Auto)
Apr. 01, 2023, 10:38:40
ハイライトの花弁が飛んでます。なぜアンダーに露出補正しなかったのか謎です。オートブラケットで撮っているのですが,どうやら露出補正ダイヤルの位置が+0.7に設定されていたようです。だめですねぇ。そうは言ってもよく粘っていることは確かです。花弁の先端のギザギザとかシベの繊細な様子も自然で立体感があります。エラいレンズです。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F2.5, 1/250, ISO 100 (+2.3EV), WB (Auto)
Apr. 01, 2023, 17:27:45
夕方の桜を逆光で。背景の木漏れ陽の点光源が丸ボケになっていますが口径食の影響で円形ではなくちょっと歪んだ形をしています。かなり思い切って露出をオーバーにしていますがそれでもまだ足りない感じです。思い切りが足りない,ということでしょうか。よく見ると花弁のフチにパープルフリンジが出ていますが等倍で見なければほとんど気になりません。中央やや上の一輪にピントをあわせていて意外にもちゃんとピントが来ています。奥へむかって滑らかに溶けていくボケはさすが中望遠レンズです。でもピント合わせがたいへんです。

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