HEXANON AR 135mm F2.5 (その11)

Hexanon AR 135mm F2.5の続きです。結構,気に入っていつもこのレンズをつけて歩いていたので,連載が長く続きましたが,今回がこのレンズのひとまずの最終回です。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F2.5, 1/1600, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
Apr. 01, 2023, 10:57:49
ツツジのような花ですが,季節が早い(4月)のでたぶん別の花だと思います。中望遠レンズならではのボケの奥行き感があってとてもよい感じです。ピント面は繊細です。左側の枝の先の花のおしべにピントをあわせているつもりです。カリカリに解像するわけではなくてそれなりにゆるいのですが,等倍でみるわけじゃないので十分にシャープです。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F16.0, 1/80, ISO 100, WB (Auto)
Apr. 01, 2023, 15:41:20
カメラのせいなのか,レンズのせいなのかよくわかりませんが,ときどき,こういうねばっとした重苦しい空気が写ります。実際にこんなにねばねばしていたような記憶はありません。絞って被写界深度を深くしようと思ったのですが,回析の影響からか,全体に眠い画になってしまいまいsた。ILCE-7Sは画素サイズが大きいので回析の影響は受けにくいと思っていたのですが,そうでもないのかもしれません。あるいは,このレンズが遠景はあまり得意ではないのかもしれません。ほどよい圧縮効果が楽しい画を狙ったのですが,なんだか,狙いとは違う方向の画になってしまいました。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F2.5, 1/800, ISO 100 (+0.7EV), WB (Auto)
Apr. 02, 2023, 09:34:36
近所の桜です。開放ですが,ピント面は繊細でちゃんと解像しています。ごちゃごちゃした背景はすっかりボケていますが,ちょっとワサワサする感じがあります。桜の花はコントラストがとれなくてなんだけなぁ,という画を量産してしまいます。たんに腕が悪いだけなのですが。

ILCE-7S / HEXANON AR 135mm F2.5
135.0mm, F2.5, 1/160, ISO 100 (+1.3EV), WB (Auto)
Apr. 01, 2023, 15:26:34
前回と似たような構図の椿です。被写界深度が浅いので右側の花の微妙なところにしかピントがきていません。むしろ手前の下に伸びた葉っぱにピントを合わせようとした形跡があります。花にピントが来ているのは偶然でしょう。ピントがきている葉はぼてっとした椿の葉の質感がリアルです。立体感も感じられるのは階調が豊かなのでしょう。こういう画が撮れるのはやはり中望遠ならではの楽しさです。

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