Hologon T* 16mm F8(G) (その2)

八ヶ岳のハイジの村の続きです。妙におどろおどろしい画になっているのはHologonのせいです。周辺光量落ちとテレセントリック性の不足によるセンサーの感度不足の相乗効果で余計にドロドロした感じになってます。

HorogonはデジタルではなくやっぱりフィルムのContax G1/G2で撮らねばならないのかも。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Hologon 8/16 T*
16.0mm, F8.0, 1/500, ISO 320
Apr. 13, 2024, 12:32:56
この画はちゃんと写っているように見えます。ただよく見るとどこにピントがきているのかわかりません。たんにレンズの性能として甘いだけなのか,ピンボケなのか,よくわかりません。パンフォーカスになると思ったのですが,イマイチ,意図は反映されていない画になっています。いや,下手くそをレンズのせいにするつもりはありません。一応,言ってみただけ,ということで。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Hologon 8/16 T*
16.0mm, F8.0, 1/750, ISO 320
Apr. 13, 2024, 12:28:03
なんだかチューリップがチューリップじゃないなにか別の宇宙から来たよくわからないもののように写っています。個別にみれば花や葉の質感はリアルで何の問題もないのですが,周囲を含めて広くみるとなんだか怪しくなってきます。不思議です。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Hologon 8/16 T*
16.0mm, F8.0, 1/360, ISO 320
Apr. 13, 2024, 12:25:03
16mmのような超広角になると広角好きの私もどういうふうに撮るのがよいのか,右も左もわからない,という状況に陥りました。超広角レンズなら寄って,あおって,が基本だろうと勝手に決めて撮ってます。手前のチューリップの輪郭の実体感がやたらリアルでやばいです。花弁のエッジの立体感って,結局は解像感に依存するでしょうから,このレンズの底力を感じさせてくれます。

LEICA M MONOCHROM (Typ 246) / Hologon 8/16 T*
16.0mm, F8.0, 1/60, ISO 400
Apr. 13, 2024, 12:34:09
このカットでHologonによるハイジの村はおしまいです。F8だし,なんでもパンフォーカスになると思っていましたが,意外にもピントにシビアです。Leica Mにつけた電子ファインダーをみながらシャッターを切っているのですが,微妙に甘くてどこの何を強調したいのか,いまいちわからないものになっています。でも,この写りは好きです。完全にZeissオタクだから理由なんて後付けあのですが。

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