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Asahi Opt. SMC PENTAX 1:2.5/28
マウント:PK
焦点距離:28mm
開放F値:2
焦点距離:28mm
開放F値:2
絞り羽根:6枚
レンズ構成:8群9枚
最短撮影距離:0.3m
フィルター径:52mm
質量:423g
レンズ構成:8群9枚
最短撮影距離:0.3m
フィルター径:52mm
質量:423g
久しぶりのオールドレンズです。
とかく話題になりがちなSMC PENTAX 28mm F2です。M42のスクリューマウントからバヨネット式のKマウントに1975年に移行します。このとき,26本のレンズが同時にリリースされますが,28mm F2は翌1976年に登場します。たぶんKマウントレンズの27本目だと思います(確証はありません)。このころ西ドイツのZeissは1971年にカメラ事業から撤退し,1974年にcontarex Super-electronicの販売が終了します。Zeissはこの時期に提携先を探していて,旭光学との提携も考えていたと言われています。実際,メガネなどでの提携をしたようです。いつそのような提携話が消滅したのかはよくわかりませんが,1974年前後には旭光学はZeissとの提携を考えていたことは間違いないと思います。
旭光学とZeissの関係のなかでこの28mm F2は企画され,Zeissとの共同開発により後のヤシカから発売されたDistagonと同じ設計であるといった話がまことしやかに語られているレンズです。Distagon 28mm F2とは似たようなレンズ構成であることは事実ですが,実際には細かい部分が異なっているようです。こういう話は一種のロマンとして楽しむような性質のものだと思います。
旭光学のKマウントレンズは最初はSMCが大文字表記でしたがその後smcという小文字表記に変わります。28mm F2は光学系は同じでSMCとsmcの両方があり,1981年まで生産されたようです。発売時から十分に高級レンズであったため玉数自体が少ないうえにZeissとの話などもあって比較的レアなレンズです。普通に中古カメラ店で見つかったりしますがたいてい10万円前後の値がついています。手元の個体はSMC表記で,なぜかお安くヤフオクにでていたものをすかさずゲットしたものです。欲しい人は欲しいけれど特に人気があるわけではないのでヤフオクではあまり高い値がつかないのかもしれません。実際,開始価格が安かったわりにはあまり競ることはありませんでした。
手元に届いたので試しにK-1 Mark IIにつけて散歩のときに少し近所で撮って歩いてみました。何も考えていなかったので全部開放で撮っていました。K-1 Mark II + SMC Pentax 1:2/28でいつものようにjpeg撮って出しです。
PENTAX K-1 Mark II / SMC PENTAX 1:2/28 28.0mm, F2.0, 1/800, ISO 100, WB (Off) Jan. 05, 2025, 11:50:47 |
PENTAX K-1 Mark II / SMC PENTAX 1:2/28 28.0mm, F2.0, 1/500, ISO 100 (-0.7EV), WB (Off) Jan. 05, 2025, 11:39:24 |
PENTAX K-1 Mark II / SMC PENTAX 1:2/28 28.0mm, F2.0, 1/2500, ISO 100 (-0.7EV), WB (Off) Jan. 05, 2025, 11:31:40 |
PENTAX K-1 Mark II / SMC PENTAX 1:2/28 28.0mm, F2.0, 1/8000, ISO 100 (-1.3EV), WB (Off) Jan. 05, 2025, 11:28:14 |
ほぼ最短撮影距離の30cmで撮っていると思います。大口径レンズのわりには最短距離も頑張っていると思います。体が動くとピンボケしてしまうので,結局,普通にピンボケ写真になってます。近接撮影なので被写界深度が浅くてピントもシビアです。背景のボケは被写体との距離が大きく離れているので自然にボケていてうるさくありません。透過光が気持ちよく写っています。
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