FE 35mm F1.8 (その19;ハルちゃん)

SAMYANG AF 75mm F1.8 FE (その12)

台北散歩も今回でひとまず終了です。仕事の合間にちょっとカメラをもって歩いただけの割にはいろいろと撮っていました。中望遠でスナップというのはあまりやったことがなかったのですが,やってみたら結構新鮮でした。Samyang 75mm F1.8 FEは小さくて軽いけれども写りは必要十分です。旅行に広角ズームのTamron 20-40mm F2.8といっしょに持っていくのにちょうどよいと思います。今回は20-40mm F2.8もいっしょに持っていったけれども結局使わずに75mm一本勝負でした。とはいえ,それはそれでじゅうぶんに楽しめるレンズでした。

ILCE-7CM2 / SAMYANG AF 75mm F1.8
75.0mm, F1.8, 1/80, ISO 1000, WB (Auto)
May 04, 2025, 21:29:14.928+08:00
信号機の背中です。ペンキ塗りの表面の質感がとてもリアルで背景から浮き上がるような立体感がいかにも中望遠の開放で撮りました感があります。中距離にピントを合わせているので背景がボケボケにならずなんとなく雰囲気がわかるほどよいボケ方になっています。点光源はきれいな円形ボケですが,隅の方は口径食でレモン型になっているところもあります。しかし,大ボケしているわけではないのであまり気になりません。兄弟大飯店を出て,目の前の交差点で何気なく撮った画がそれなりに雰囲気よく切り取れるというのはとても素敵です。

ILCE-7CM2 / SAMYANG AF 75mm F1.8
75.0mm, F5.6, 1/100, ISO 100, WB (Auto)
May 05, 2025, 08:55:24.703+08:00
もう少しシャッターを切るタイミングがはやかったら単車に陽があたっておもしろい画だったかもしれませんが,そこまで都合よい話にはなりません。明暗差がある画ですが,暗部までよく粘っています。

ILCE-7CM2 / SAMYANG AF 75mm F1.8
75.0mm, F2.8, 1/80, ISO 640, WB (Auto)
May 03, 2025, 06:40:00.423+08:00
MRTの松山空港駅です。羽の生えた自転車とかオールがついた飛行船もどきとかよくわからないオブジェが吹き抜けの天井からぶら下がっています。ピントは手前の羽の生えた自転車にきていますがリアルな質感です。

ILCE-7CM2 / SAMYANG AF 75mm F1.8
75.0mm, F2.8, 1/500, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
May 05, 2025, 08:36:34.408+08:00
台北シリーズの最後のカットは遼寧街の夜市のメシ屋です。この通りにはこんな感じのお店がたくさん並んでいて夜になるとけっこう賑わいます。テーブルの上の箸入れとお箸にピントがきています。お店のおじさんの足だけが見えていてちょっと怖い感じです。でも,いかにも台湾,という雰囲気があって好きなエリアです。

慣れない75mmでスナップして歩くのは最初は距離感や画角がうまく掴めなくて戸惑いました。50mm前後の標準域や24mm前後の広角域でのスナップとは違ってちょっと注目したところをそのまま切り取れるという素直な感覚に慣れてくると楽しくなってきます。焦点距離が135mmあたりを超える望遠レンズだと圧縮効果が目立ってくるので,それはそれで楽しいのですが見た時の感覚とすこしずれがあったりしますが80mm前後の中望遠は標準レンズと同様に自然な奥行き感が得られてとても素直です。Samyang AF 75mm F1.8 FEはあまり寄れないというところはありますが,小さくて軽くてスナップにはとてもよいレンズだと思います。旅行のときにもカバンの隙間に放り込んで持っていける気軽さはそれだけでひとつの性能だと言って良いと思います。

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