HEXANON 57mm F1.4 (その2)

ほかのレンズに浮気していて少し時間があきましたが,HEXANON 57mm F1.4の続きです。 

以下,前回と同様にヘリコイドつきのLeica M --> Sony Eマウントアダプタを使ってHEXANON 57mm F1.4 + Sony a7sで,いずれもjpeg撮って出しです。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F2.0, 1/800, ISO 100 (+1.7EV), WB (Auto)
Oct. 20, 2021, 08:27:09
ウキツリボク(浮釣木),別名チロリアンランプというそうです。HEXANONレンズはちょっとあっさり目の印象があるため,少し露出をアンダーにしたほうがバランスがよいように思っていたのですが,この画は思い切りオーバーです。1段絞っていますが,シャープかと言われればそうでもありません。ピントの芯はちゃんとありますが,エッジに逆光もあって,ハロがまとわりついているために柔らかく感じるのかもしれません。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F2.0, 1/500, ISO 100 (-1EV), WB (Auto)
Jun. 09, 2021, 06:35:35
露出を少しアンダーにすると雰囲気がでます。エッジのハロが優しい感じを演出しているように思います。細かく見れば色収差もでているのですが,まったくといってよいほど気になりません。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F1.4, 1/1000, ISO 100 (-1EV), WB (Auto)
Jun. 08, 2021, 07:21:08
開放だと被写界深度がとても浅いことがわかります。このカットは葉っぱの質感が少し人工的に感じられます。光の加減かもしれません。背景のボケは少しシャボン玉ボケっぽい雰囲気があります。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F2.0, 1/400, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Nov. 03, 2021, 09:34:21
逆光による透明感がでていてよい感じです。毎度のことながらピントの狙いが曖昧です。1段絞っているとはいえ被写界深度が浅いのでちょっとした体のブレでもピントが外れてしまう,という言い訳をしておきます。

ILCE-7S / HEXANON 1:1.4 f=57mm
57.0mm, F4.0, 1/1600, ISO 100 (-0.7EV), WB (Auto)
Nov. 06, 2021, 11:24:03
ピンボケに懲りて少し絞ったカットです。F4まで絞るとピント面はとてもシャープです。白い花弁のハイライトは飛ぶことなく頑張っていて,きちんと階調がでているように見えます。HEXANONレンズでは大口径の57mm F1.2が有名ですが,このF1.4のレンズは大きさ,重さ,写りのバランスがよいと感じます。

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